目指せヘルシープログラマー: 成分比較から考えるプログラマ-にとって最適なエナジードリンク

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IMG_0128.JPG

はじめに

さてさてLife is Tech ! Advent Calendar 2016の5日目の記事です。

まずは自己紹介します。ありたく@aritaku03と申します。
普段iOSアプリの開発とかやってますが、一応在籍は薬学部です。
なので少し普段飲んだりするエナジードリンクの成分的なものについて気になってしまい、今回はプログラマーにとって最適なエナジードリンクは何かという内容を書こうかと思います。

若者の徹夜に欠かせないもの

それはエナジードリンクですよね?え?違う?
でもエナジードリンク飲まない人でもカフェインは少なからず摂取していると思うので今回の記事の対象読者ではあると思います。

30代のプログラマーの人達の中にはあまりエナジードリンクを飲んでいる人はいませんでしたが、20代くらいの人達はよく飲んでいると思いますし、身近にもたくさん飲んでいる人はいます。

しかしながら、世の中にはレッドブルをはじめとしてめちゃくちゃエナジードリンク多いので一体どれを飲むのが成分的に良いのかというのを考えてみようかと思います。

大切なのはカフェイン

成分比較から考えるとかタイトルに付けちゃいましたが、大切なのはカフェインです。これはほぼ間違いないと思います。

そもそもエナジードリンクを飲むタイミングって
・眠たい時に眠気を解消するため
・徹夜するととき
など、文字どおりエネルギーを補充する必要がありそうなタイミングのはずです。

で、それって結局
・眠気の撃退
・集中力の増加
の二つの目的があるかと思いますが、そうした要望に答えるのがカフェインです。

なので、以下ではカフェインについての基礎知識と各エナジードリンクのカフェイン含量比較を行っていきます。

カフェインについての基礎知識

カフェインの構造式

まずはカフェインの構造式から見てみましょう。

kyorin_ap2_3.gif

皆さんおなじみベンゼン環らしきものをもっています。
中央の六員環構造がそれです。(正式にはカフェインの中核を成している構造はプリン環と呼ばれます。)
注目すべきは窒素(N)が構造体中に含まれている点です。
環構造の中に窒素(N)が含まれるものはおおよそ天然物由来であり、大枠として「アルカロイド」として呼ばれたりしています。

みなさんが覚えておくべき点はこうした天然物由来であるといったところでしょうか。

カフェイン発見の経緯

上記の通りカフェインは天然物由来の成分であるのですが、それはそのはず。
カフェインはコーヒーから分離され見つけられた成分です。なので
CoffeeとCafeineといった具合に綴りが似ているんでしょうね。
(綴りに関しては個人的推測。)

ベンゼン環をSwiftで描いてみる

せっかくなのでSwiftでベンゼン環を描いてみましょう。

Benzen.swift

@IBDesignable
class BenzenView: UIView {

    override func draw(_ rect: CGRect) {
        //6角形
        let bezierPath = UIBezierPath()
        bezierPath.move(to: CGPoint(x: 11.5, y: 21.5))
        bezierPath.addCurve(to: CGPoint(x: 11.5, y: 53.5), controlPoint1: CGPoint(x: 10.5, y: 52.5), controlPoint2: CGPoint(x: 11.5, y: 53.5))
        bezierPath.addLine(to: CGPoint(x: 36.5, y: 66.5))
        bezierPath.addLine(to: CGPoint(x: 61.5, y: 53.5))
        bezierPath.addLine(to: CGPoint(x: 61.5, y: 21.5))
        bezierPath.addLine(to: CGPoint(x: 36.5, y: 5.5))
        bezierPath.addLine(to: CGPoint(x: 11.5, y: 21.5))
        UIColor.black.setStroke()
        bezierPath.lineWidth = 1
        bezierPath.stroke()


        //斜め線1
        let bezier2Path = UIBezierPath()
        bezier2Path.move(to: CGPoint(x: 11.5, y: 29.5))
        bezier2Path.addLine(to: CGPoint(x: 43.5, y: 10.5))
        UIColor.black.setStroke()
        bezier2Path.lineWidth = 1
        bezier2Path.stroke()


        //斜め線2
        let bezier3Path = UIBezierPath()
        bezier3Path.move(to: CGPoint(x: 55.5, y: 18.5))
        bezier3Path.addLine(to: CGPoint(x: 55.5, y: 56.5))
        UIColor.black.setStroke()
        bezier3Path.lineWidth = 1
        bezier3Path.stroke()


        //斜め線3
        let bezier4Path = UIBezierPath()
        bezier4Path.move(to: CGPoint(x: 11.5, y: 46.5))
        bezier4Path.addLine(to: CGPoint(x: 42.5, y: 62.5))
        UIColor.black.setStroke()
        bezier4Path.lineWidth = 1
        bezier4Path.stroke()
    }
}

UIViewを継承してベンゼン環を描いてみました。
@IBDesignableを使うと線を描いている途中の過程を随時自動でbuildしてくれて良いですね。
上のコードからは以下のような綺麗なベンゼン環が描けているかと思います。

スクリーンショット 2016-12-05 16.11.08.png

基本的効用は覚醒作用

まずはカフェインの基本的な効用について学んでいきましょう
皆さんが知っているであろう効き目は眠気を覚ます、集中力をアップさせるなどの覚醒作用があります。

しかし、意外かもしれませんが覚醒作用以外にも様々な作用を持っています。
例えば解熱鎮痛作用などはその代表例です。

ドラッグストアなどで購入できる総合感冒薬(ルルなど)にも「無水カフェイン」という形で含まれていることが多いです。無水カフェインは主に頭痛の緩和を目的として含まれています。

あとは、
強心作用:心臓をたくさん働かせる。
利尿作用:体内の水分循環をよくさせる。(尿量が増える)
などの働きもあります。

なのでカフェインを含む飲料水はあまり水分補給という目的には向いてないということにもなります。

最高血中濃度の到達時間

カフェインを口から飲んだ場合(他にどんな場合があるんだと思う方もいるかもしれませんが、直接注射した場合などは成分の効果が現れる時間が早くなります。エナジードリンクを注射することは決してありませんが。)、最高血中濃度到達時間はwikipediaによると30 ~ 45分となっています。

なのでエナジードリンクやコーヒーなどを飲んでから30 ~ 45分後頃に一番の効き目が現れるということになります。

半減期

これまたwikipediaによるとカフェインの体内での半減期は4.9時間となっています。つまり4.9時間後にはもう殆ど効果が切れているということになります。

カフェイン中毒やその他のデメリットについて

カフェインは意外と様々な効果を持っていて良い成分なのかと思いきやもちろん副作用的な面も持っています。

よくあるのがカフェイン中毒ですが、
中毒量は1000 ~ 3000mg
致死量は5000 ~ 50000mgとなっています。

参考: カフェイン中毒@slideshare

これってどれくらいの量かというと、「強強打破」が1本150mgなので7本一気に飲むと中毒量になるという計算になります。

まあ、よほどの依存症の方じゃない限りガブガブ飲みさえしなければ普通は気にしないでも大丈夫じゃないでしょうか。

エナジードリンク比較

さてカフェインの基本事項について学んでもらった上で、ここからが本題です。
今回のAdvent Calenderにこの記事を書くと決めてから購入して調査したエナジードリンクについてカフェイン含量について調べて比較してみます。

エナジードリンク一覧

今回調査したエナジードリンンク一覧です。

  • Red Bull 185ml
  • Red Bull シュガーフリー 185ml
  • Red Bull 250ml 普通の缶
  • Red Bull 250ml ボトル的な形をしている缶
  • Monster Energy 355ml 緑
  • Monster Energy 355ml 白
  • Monster Energy 355ml オレンジ
  • Monster Energy 150ml 瓶
  • RAIZIN Purple Wing 250ml
  • REAL GOLD WORKS 250ml
  • MATCH SET POSITION 240ml

以上の計11本について実際に飲んで比較してみました。

エナジードリンクカフェイン含量一覧

意外にも大きなサイズの缶と小さなサイズの缶ではそれぞれのブランド内に置いてほとんど1本あたりのカフェイン含有量は同じということが分かりました。

ちなみに国産のエナジードリンクはカフェイン含有の記載はあっても栄養成分表示されているものは今回調べた物の中にはありませんでした。
入ってはいるけれども微量ってことなんでしょうか。

エナジードリンク カフェイン含有量/1本
Red Bull 185ml 79.92ml
Red Bull シュガーフリー 185ml 79.92ml
Red Bull 250ml 普通の缶 80ml
Red Bull 250ml ボトル的な形をしている缶 80ml
Monster Energy 355ml 緑 142ml
Monster Energy 355ml 白 142ml
Monster Energy 355ml オレンジ 142ml
Monster Energy 150ml 瓶 140ml
RAIZIN Purple Wing 250ml カフェイン含有の記載あるも栄養成分表示に記載なし
REAL GOLD WORKS 250ml 0ml
MATCH SET POSITION 240ml カフェイン含有の記載あるも栄養成分表示に記載なし

食レポ的感想

基本的にエナジードリンクは甘すぎて苦手な部類なのですが、MATCH SET POSITIONはキャッチコピーにあるように「30秒後にクールな刺激!!」っていうのが新鮮で美味しかったです。

甘いものは苦手だとはいえ、RedbullよりはMonsterの方が味を覚えているので、Monsterは甘すぎるけどもクセになる味なのかもしれないです。

プログラマーにとって必要なものってなんだろう

プログラマーにとって必要な成分とは何でしょうか。
プログラム全体の設計について考えたり、部分部分のアルゴリズムを考える地頭的な思考力など、全体的に思考に関する部分というのはとても大切なように思います。
なので集中力とその持続力が大切だとするのであれば、やはりカフェインのような覚醒作用を持つ成分はとても大切なのだと思います。

エナジードリンクにはカフェイン以外の成分も多く含まれているという成分表示がなされています。MonsterであればL-アルギニンと書かれていたりしますが、それらの栄養成分は確かに身体に必要な栄養ではあるけれども、カフェインの覚醒作用のような飲んだその場で効力を発揮するものではありません。

なので、結局エナジードリンクを選ぶ際には1本あたりのカフェイン総量を見るとよいのかなと思います。
また、プログラマーって基本ずっと座っている職種であんまり運動しないのであまり糖分の取りすぎは良くないかなと思います。
なのでどうせなら小さいサイズの缶を買って飲んだ方が健康のためにも良いかなと思います。

まとめ

  • 国内産のエナジードリンクにはカフェインは入っていない。もしくは入っていても微量。

  • 同じブランド内での1本あたりのカフェイン含有量はほとんど一緒そうなので、座り仕事が多い仕事の人には小さいサイズの缶を選ぶのがオススメ。

  • エナジードリンク自体の味とかが好きで飲んでる人は大きいサイズで良いかも。

  • でも基本的には糖分とりすぎなのは良くないし、エナジードリンク飲むよりもコーヒー飲んだ方が良いのでは。

以上エナジードリンクについての調査でしたー。

参考

参考までにコーヒー及び紅茶等のカフェイン含有量と比較のためMonsterとRed Bullのカフェイン含有量の比較表を最後に載せておきます。(100ml単位の含有量)

飲料 カフェイン含有量(100ml当たり)
コーヒー(浸出液) 60mg
インスタントコーヒー 57mg
紅茶 30mg
煎茶 20mg
Monster 355ml缶 40ml
Red Bull 250ml缶 32ml

単位比較があれで単純な比較は難しいっすね。
参考:厚生労働省発行ファクトシート

明日は関東メンターあぐりさんの記事ですー!