Switch ScienceのESP-WROOM-02開発ボード(SSCI-025003)を、Arduino IDEで開発するための環境設定について、メモしておきます。
基本的には、以下のサイトに従ってインストールすることで大丈夫です。
http://trac.switch-science.com/wiki/esp_dev_arduino_ide
2016.03.06時点でIDEのバージョンが1.6.7ですが、ESP開発環境が2.0.0から2.1.0になっているため、その差分について以下に記載します。
【追記】2016.03.09時点で、IDEが1.6.8になっているため、それを反映。
変更点(1.Arduino IDEにESP8266ボードを追加)
Arduino IDEのダウンロードは以下のサイトよりダウンロードしてください。
https://www.arduino.cc/en/Main/Software
Additional Boards Manager URLsに、以下のURLを入力してください。
(「追加のボードマネージャのURL」に和訳)
(Switch ScienceサイトのURL先頭に、見えないコードが入っているようです。)
ボードマネージャで、「esp8266 by ESP8266 Community」の項目において、ver 2.1.0を選択する。
変更点(2.ボード選択)
事前に、PCとESP-WROOM-02をUSBケーブルで接続しておいてください。
(ESP-WROOM-02のためのCOMポートが割り当てられます。)
「ツール」→「マイコンボード」のところで、「Arduino/Genuino Uno」から「Generic ESP8266 Module」に変更した後、以下の項目を設定して下さい。
ボードの選択で項目が追加されているので、上から順番に表にしておきます。
項目 | 初期値 | 変更値 |
---|---|---|
Flash Mode | DIO | QIO |
Flash Frequency | 40MHz | 同左 |
Upload Using | Serial | 同左 |
CPU Frequency | 80MHz | 同左 |
Flash Size | 512K(64K SPIFFS) | 4M(3M SPIFFS) |
Debug port | Disabled | 同左 |
Debug Level | None | 同左 |
Reset Method | ck | nodemcu |
Upload Speed | 9600 | 115200 |
port | --- | 開発ボードのCOM番号 |
※Upload Speedは、512000でも大丈夫のようだ。
変更点(3.スケッチ書き込み)
上記設定とハードウェア設計のため、UART Download ModeとFLASH Boot Modeが自動的に切り替わります。
誤: 買い込みボタン
正: 書き込みボタン
【補足】
本スケッチは、IO14に接続されたLEDを点滅させるようなサンプルとなっています。未配線の場合には「検証・コンパイル」を実行してコンパイルがうまく動作するかを確認してみましょう。
それでは、ESP-WROOM-02の快適な旅をお楽しみください。