ちょろっと書いたGAE/Goアプリで、チェック等のために本番環境のDatastoreをローカルにコピって来たい時がある。探すとbulkloaderなどの情報がちらほらと手に入るのだが、どうも古いし断片的。ということで、2016年版をまとめてみた。

前提

GAE/Go環境でアプリが動かせていること

準備

準備はここに書いてある：https://cloud.google.com/appengine/docs/go/tools/remoteapi/

app.yamlでremote_apiを有効にする

- url: /_ah/remote_api
  script: _go_app

アプリケーション側でremote_apiをハンドリングする

と言ってもパッケージをインポートするだけ

import _ "google.golang.org/appengine/remote_api"

デプロイする

goapp deploy

データのダウンロード

appcfg.pyでdownload_dataを使う。

appcfg.py download_data --application="app-id" --url="https://app-id.appspot.com/_ah/remote_api" --filename=dump.datastore

ローカル環境へのアップロード

ローカル環境を起動しておく

goapp serve

ちなみに今のローカルdatastoreの中を消すには-clear_datastoreオプションをつけよう。

INFO     2016-08-28 08:56:42,616 devappserver2.py:769] Skipping SDK update check.
INFO     2016-08-28 08:56:42,661 api_server.py:205] Starting API server at: http://localhost:64056
INFO     2016-08-28 08:56:42,665 dispatcher.py:197] Starting module "default" running at: http://localhost:8080
INFO     2016-08-28 08:56:42,669 admin_server.py:116] Starting admin server at: http://localhost:8000

別ターミナルでupload_dataする

ローカルサーバ起動時のログで、APIサーバが何かしらのポート番号で起動しているはず（Starting API server at: http://localhost:64056）。これを使うと良いらしい。また、指定するアプリケーション名が "dev~*" になっていることにも注意する。

appcfg.py upload_data --application="dev~app-id" --url="http://localhost:64056" --filename=dump.datastore

無事アップロードできました！

access_token is expired. と言われはじめたら

これはローカル環境に持ってくる時だけの話ではないのだけれど、アクセストークンの期限切れを指摘される時がある。再取得したいのだが、いまいち正式なやり方がわからない。トークンはホームディレクトリ下に隠しファイルで存在しているので、 rm ~/.appcfg_oauth2_tokens してから実行するとトークンが新しくなる。

GAE/Goで本番のDatastoreをローカル環境に持ってくる 2016

前提

準備