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RDP Wrapper Library のインストール

Last updated at Posted at 2016-07-13

RDP Wrapper Library とは?

Windows Home 版において、機能制限されている Remote Desktop Host と同等の RDP セッションを可能にするためのラッパー。(ざっくり言うと)

2020.02.28 追記

久しぶりに見たら、動かなくなっていた(Win10 1909)ので、インストール手順を更新。

2022.07.06 追記

久しぶりに見たら、動かなくなっていたので、インストール手順に追記。

インストール手順

(1) 最新バージョンのバイナリを Releases からダウンロードして、解凍する。

2020.02.28 -> RDP Wrapper Library v1.6.2 だった。

(2) Issue より 1909 対応の rdpwrapper_updater.zip をダウンロードして、解凍する。
rdp wrapper not working windows 10 home 1909 build 18363.657 #996

最初、別の Issue を参照しながら対応したけど、上記のやつでいけた。

(3) 解凍した rdpwrapper_updater.batRDPWrap フォルダに格納する。

(4) RDPWrap を適当なフォルダ(C:¥Program Files 等)に格納して、フォルダ名も変更したければ変更する。

私は C:¥Program Files¥RDP Wapper とした。

(5) install.bat を右クリックして、コンテキストメニューから『管理者として実行』を選択する。

最近のは警告がでるらしい。けど、実行。
実行中はコンソールが表示される。
『続行するには何かキーを押してください...』と表示されれば完了。

(6) update.bat を右クリックして、コンテキストメニューから『管理者として実行』を選択する。

実行中はコンソールが表示される。
『続行するには何かキーを押してください...』と表示されれば完了。

(7) rdpwrapper_updater.bat も同様に、右クリックして、コンテキストメニューから『管理者として実行』を選択する。

実行中はコンソールが表示される。
『続行するには何かキーを押してください...』と表示されれば完了。
途中で「プロシージャないよ」ってエラーが見えたような気がしたけど、私のビルドバージョンには関係なさそうだったので無視を決め込む。

(8) 多分これで OK なはず。

・必要に応じて RDP の設定を行う

RDP Wrapper & Autoupdate の対応(2022.07.06 追加分)

なんか、いつの間にか Autoupdate なるものが出来上がっていたらしいので追加設定。

(1) RDP Wrapper & Autoupdate から Download and Install に移動

(2) INSTALL of RDP Wrapper and Autoupdater に記載の手順を実行していく

(3) すでに RDPWrap をインストールしていると思う(C:\Program Files\RDP Wrapper)が、そこに RDPWrap-v1.6.2.zip の中身をすべて展開する

(4) autoupdate.zip をダウンロードして同じフォルダに中身を展開する

(5) helper\autoupdate__enable_autorun_on_startup.bat を実行するとタスクスケジューラに自動更新タスクが登録される(らしい)

これが自動更新用のタスクだと思う

(6) autoupdate.bat を実行する

がちゃがちゃ更新してくれるっぽい

(7) できた

image.png

環境設定方法

(1) インストール時に解凍したフォルダに移動する。

(2) RDPConf.exe をダブルクリックして実行する。

(3) 必要に応じて設定を変更する。

[Diagnostics]
Wrapper state: Installed
 ⇒RDP Wrapper の状態
Service state: Running
 ⇒サービスの状態
Listener state: Listening
 ⇒リスナーの状態、『Listening』になっていれば接続が可能

□ Enable Remote Desktop Protocol
 ⇒リモートデスクトッププロトコルを有効にするかどうか
□ Single Session Per User
 ⇒チェックを外すと複数セッション可能、リモートデスクトップ使用時にロック画面に移行されない

[Security Mode]
○ Disable Security (not recommended)
 ⇒パスワードが設定されているすべてのユーザを許可する
○ Default Authentication (compatibility with older clients)
 ⇒接続要求が来たら許可を出す
○ Network Level Authentication (best)
 ⇒ネットワーク認証を要求する

[Session Shadowing Mode] ※シャドウイング: 2 つのリモート・デスクトップから同じセッションに接続すること
○ Disable Shadowing
 ⇒リモート制御を許可しない
○ Full access with user's permission
 ⇒ユーザーの許可によりフル コントロール
○ Full access without permission
 ⇒ユーザーの許可なしでフル コントロール
○ View only with user's permission
 ⇒ユーザーの許可を得てセッションを参照する
○ View only without permission
 ⇒ユーザーの許可なしでセッションを参照する

@IT の リモート・デスクトップのシャドウ・セッションで同じ画面を操作する が参考になるかも?

(4) 設定完了後、『OK』ボタンを押して終了する。

接続確認方法

(1) インストール時に解凍したフォルダに移動する。

(2) RDPCheck.exe をダブルクリックして実行する。

(3) リモート接続の確認ダイアログが表示されるため、[接続]ボタンを選択する。

(4) 新しいウィンドウに接続先のスタート画面が表示されればホスト機能が有効になっている。

アップデート手順

(1) インストール時に解凍したフォルダに移動する。

(2) update.bat を右クリックして、コンテキストメニューから『管理者として実行』を選択する。

実行中はコンソールが表示される。

(3) 『続行するには何かキーを押してください...』と表示されれば完了。

アンインストール手順

(1) インストール時に解凍したフォルダに移動する。

(2) uninstall.bat を右クリックして、コンテキストメニューから『管理者として実行』を選択する。

実行中はコンソールが表示される。

(3) 『続行するには何かキーを押してください...』と表示されれば完了。

参考

http://dorodorodoroid.hatenablog.com/entry/2015/07/17/214543
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/850shadow/shadow.html
http://orebibou.com/2016/05/windows-10-homeにリモートデスクトップ接続できるようにす/

メモ

・そのうち画像を追加したい。

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