javadoc.ioというサービスが素晴しいと思うのですが、日本語での紹介記事があまりなかったので紹介させてもらいます。
javadoc.ioとは?
Central Maven Repositoryで公開されているプロジェクトのドキュメントをホスティングするサービスです。
http://javadoc.io/doc/<org>/<artifact>/<version>
というURLにアクセスすると、対応するドキュメントを閲覧することができます。例えばOkHttpのv3.2.0であれば、
http://javadoc.io/doc/com.squareup.okhttp3/okhttp/3.2.0
のようなURLになり、こんなドキュメント(と言ってもJava 8のJavaDocそのものですが)が表示されます。
よいところ
- JavaだけではなくてScalaやGroovyにも対応している。
- Central Maven Repositoryに上がっているプロジェクトであれば、どんなプロジェクトのものでも見ることができる。
- フリー
- 複数のバージョンのドキュメントをすぐに切り換えることができる。
- ドキュメントをZipでダウンロードすることができる
従来であればJavaDocをGitHub Pagesなどで公開していたかもしれませんが、GitHub Pagesで公開する場合はGitHubのフックを使ってJavaDocをビルドしてアップロードする必要があったものを、URLを指定するだけでドキュメントを公開できるのは楽でいいのではないかと思います。
ダメなところ
- Javaの標準ライブラリのドキュメントは見れない
- Kotlinには対応していない模様
- SonatypeやJitPackといったリポジトリにも対応していない
- GitHubの最新版のドキュメントが見れるわけじゃない
- 初回にドキュメントを取得するため表示されず、一度リロードする必要がある。
と、ここら辺かなと思います。Kotlinに対応してたり、SonatypeやJitPackに対応していたら使える幅も広がるのですけど‥。
それと、GroovyDocがどういうプロジェクトなら表示されるのかよく分かりません。
また、最後の問題はタイトルにあるとおり、もっとみんなjavadoc.ioを使えば解消されるかもしれません(それでも生成が完了したら自動リロードしてくれる機能が欲しいものですが)
これらはこれからの更新に期待したいところです。
まとめ
Javaのプロジェクトを作ったら、みたいなバッジを置いておくと便利なんじゃないでしょうか。
IDEの補完でドキュメントを見るだけだとライブラリの全体の設計が見えてこないことがあるので、こうしてドキュメント全体に一度目を通しておくことは大切だと思います。
それでは、こんなスクショで量を誤魔化した記事にお付き合いいただきありがとうございました。