概要
SublimeText3 (以下、ST3) で Haskell を書くために必要な環境構築の手順をまとめました。
主に SublimeHaskell, SublimeREPL というプラグインを使います。
ST3 や Haskell, Stack の操作方法の詳細は他の記事などを参照してください。
本記事は Mac OS X での動作を想定しています。
出来ること
- stack build がファイル保存ごとに自動実行できる
- stack repl を SublimeText 上で実行できる
事前準備
実行環境にHomeBrew がインストールされているものとします。
- Haskell-Stack のインストール
brew install haskell-stack
- Sublime Text 3 のインストール
brew cask install sublime-text3
セットアップ
- stack の初期セットアップを実施する
cd && stack setup
- モジュール依存関係のファイルを差し替える
~/.stack/global-project/stack.yaml
を以下の内容で差し替える。
`https://gist.github.com/algas/7c4f3997b84880d0d92d - 依存関係をインストールする
cd && stack install hsdev stylish-haskell ghc-mod haskell-docs hdevtools
- ST3 に PackageControl をインストールする
https://packagecontrol.io/installation
- ST3 に SublimeHaskell をインストールする
https://github.com/SublimeHaskell/SublimeHaskell
- ST3 で SublimeHaskell の環境を設定する
Preferences
>Package Settings
>SublimeHaskell
>Settings - User
https://gist.github.com/algas/3f2a269a059d1b8af785
- ST3 で SublimeREPL の環境を設定する
http://qiita.com/ryo0ka/items/ecda1f5d6dc36853d7f7
使い方
- Stack プロジェクトを作成する
stack new myproject
- 作成したプロジェクトディレクトリを ST3 で開く
File
>Open
>"/path/to/myproject"
- プロジェクトを作成する
Project
>Save Project As...
/path/to/myproject/myproject.sublime-project
- コードを書いて保存(
Command+S
)する
ファイル保存のたびに自動でビルドが実行される。
注意事項
- SublimeText, SublimeHaskell のバージョンアップで上記のとおりに設定しても正常に動作しない可能性があります。
- Mac OS X 以外の環境では、設定やインストール方法をそれぞれの環境に合わせる必要があります。
ソフトウェアのバージョン
- Mac OS X El Capitan: 10.11.3
- Sublime Text 3: 3103
- SublimeHaskell: v2016.02.18.18.13.17
- SublimeREPL: v2.1.2