Eclipseを利用したPHP環境の構築(Mac編)
PHP動作環境の設定
MacはPHPとApacheがプリインストールされているため
特にXAMPPをインストールしたりする必要もなくPHPの動作環境を構築できます。
※色々と設定は必要なので、下記に記載します。
PHPの確認
ターミナルから下記コマンドを実行します。
(念のためのPHPのバージョン確認です。)
$ php -v
PHP 5.4.24 (cli) (built: Jan 19 2014 21:32:15)
Copyright (c) 1997-2013 The PHP Group
Zend Engine v2.4.0, Copyright (c) 1998-2013 Zend Technologies
apacheの設定
apacheはプリインストールされている前提で進めます。
/etc/apache2/httpd.confを編集して、PHPを動作できるようにします。
- 118行目あたりのコメントを外す。
#LoadModule php5_module libexec/apache2/libphp5.so
↓
LoadModule php5_module libexec/apache2/libphp5.so
- 232-234行目に"index.php"を追加する。
<IfModule dir_module>
DirectoryIndex index.html
</IfModule>
↓
<IfModule dir_module>
DirectoryIndex index.html index.php
</IfModule>
- 477行目あたりのコメントを外してバーチャルホストの設定ができるようにする。
#Include /private/etc/apache2/extra/httpd-vhosts.conf
↓
Include /private/etc/apache2/extra/httpd-vhosts.conf
バーチャルホストの設定
apacheのデフォルトのDocumentRootを使うのはちょっと面倒くさいので、バーチャルホストの設定をします。
/etc/apache2/extra/httpd-vhosts.confに下記を追加して、任意のディレクトリをDocumentRootとしてアクセスできるようにします。
※DocumentRootに設定するディレクトリ・ServerName(アクセスするURLの設定)は任意なので、下記と同じでなくて問題ないです。
<VirtualHost *:80>
DocumentRoot "/Users/******/Dev/sample"
ServerName sample.local
ErrorLog "/private/var/log/apache2/sample_error.log"
CustomLog "/private/var/log/apache2/sample_access.log" common
<Directory "/Users/******/Dev/sample">
Options FollowSymLinks
AllowOverride None
Order allow,deny
Allow from all
</Directory>
</VirtualHost>
/etc/hostsにバーチャルホスト名を設定するため、下記を追記します。
(ここで設定するホスト名も例です。)
127.0.0.1 sample.local
ここまで設定したら、Apacheを再起動します。
$ sudo apachectl restart
とりあえず、Apacheは一旦おいといて、Eclipseの設定します。
※自分みたく、Eclipse使わないよって人は読み飛ばしてください。
Ecipseのインストール・日本語化
「Syntax Error.」というサイトの記事を参考にさせてもらいます。
Syntax Error. - [Sy] MacにてPleiadesを使ってeclipseを日本語化する方法
・Eclipseをダウンロード
「Eclipse for PHP Developers」をダウンロードします。
※ここでダウンロードするEclipseのバージョンを覚えておいてください。
・Pleiadesをダウンロード
バージョンはダウンロードしたEclipseのバージョンと同じものを選択してください。
例) Eclipse 4.4 Luna の場合
1. "Eclipse 4.4 Luna Pleiades All in One"をクリックする
2. PHP列の"Standard Edition"をクリックしてダウンロード
ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
pleiadesの方のディレクトリにpleiades/eclipse/dropins/MergeDoc
というディレクトリがあるので、eclipseの方のeclipse/dropins
内にコピーします。
※pleiadesのディレクトリはもう必要ないです。
・eclipse.iniの設定
eclipseを起動する前に、iniファイルを設定しておきます。
eclipse本体のEclipse.appの上でメニューを表示すると、
「パッケージの内容を表示」というのがあるのでクリックします。
その中にある/Contents/MacOS/eclipse.ini
に下記を追加します。
-Dfile.encoding=UTF-8
-javaagent:../../../dropins/MergeDoc/eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
ここまで設定して、Eclipse.appを起動します。
起動時に「Pleiades All in One」が表示されていれば日本が成功です。
・ワークスペースの設定
ワークスペースは上記Apacheのバーチャルホスト設定で設定した"/Users/******/Dev/sample"を設定します。
(今回の設定がこうするだけで、絶対にこう設定しないといけないわけではないです。)
おわり。