3Dのことを1mmもわかっていない状態から 3D マスターになるべくはじめるシリーズ。
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著者スペック
- 普段はウェブのフロントつくってるプログラマ
- Javascript, Python, Ruby みたいなLL系のプログラミング言語はそこそこわかる
- Processing, openFrameworks みたいなのもちょっとさわる
- 3D についてはほぼ知識なし
- WebGL は Three.js でちょっと触ったことあるから、カメラとかマテリアルとかバーテックスとかっていう概念があるのは知ってるけど、詳しくはわかってない
- もちろん shader も書けない
- 英語のドキュメント読むのは抵抗ない(辞書引きまくる)
こんな感じで、3D についてはほぼ 0 からという状態。
ソフト選定
まず始めるにあたって、そもそも、3Dを扱うソフトってすごく多いけど、違いがまったくわからない。MAYA とか MAX とか Cinema4D とか Blender とかあるけど、違いがわからない。フォトショとイラレくらい違うのか、それともフォトショと GIMP くらいの違いなのか。
そこで、3D できる人に聞いたところ、
「今から始めるなら modo がイケてる。Blender キモい。」
というをありがたいお言葉をいただいたので、調べてみたら、
- 3D のモデリングからアニメーションさせるとこまでをできるらしい
- モデリングのしやすさに定評があるらしい
- あの AVATAR でも使われてたらしい
とのことだったので、modo を使うことにしました。
Full Edition は20万以上するのですが、Steam で売ってる modo indie サブスクリプション版 だと月額 1480円 、6ヶ月まとめ買いだと約6,000円。しかも商用利用の制限なし。安い。
Full Edition に比べると
- プロジェクトファイルが他人と共有できない
- モデルのエクスポートが obj と fbx のみしかできない
- エクスポートする際のポリゴンは10万ポリゴンまで
- レンダリング時の解像度が4Kまで
- 画像のエクスポートが .png, .jpg, .tiff, .exr のみしかできない
- スクリプト(Python) やサードパーティのプラグインが使えない
など、制限があったが、初心者だし、映像やゲーム業界ではないので、もし業務利用するとしても obj と fbx で出せれば問題なさそうだし、ポリゴンも解像度もそこまで必要ないし、で問題ないと判断。
インストール
Steam の modo indie サブスクリプション版 から購入。
Steam は、サイトと同名の Steam っていう管理アプリがあって、ダウンロードやソフトの起動は Steam アプリ経由になります。
で、実際に Steam から modo をダウンロードすると、"modo indie" と "modo indie 901" のふたつが入ってくるんですが、modo indie 901 の方だけでいいっぽいです。
アセットファイルとかサンプルもチェックボックスをチェックすると自動でダウンロードされてきます。
早速つくってみる、の前に基本的な操作
なにはともあれ手を動かして実際作ってみるのが早いだろうということで、こちらのチュートリアル 01を参考に、鉛筆をモデリングしてみました。
が、それより前に基本的な操作がわからなすぎて戸惑ったので、そこから。
操作中の視点移動
-
alt + ドラッグ
視点の回転 -
alt + ctrl + ドラッグ
視点の遠近移動 -
alt + shift + ドラッグ
視点の平行移動 -
a
つくってる物体が画面の真ん中になる位置に移動する
要素の選択
- 上部タブに"vertex", "edge", "polygon", "material", "item" ってあるので、それぞれのタブに移動すると選択できる。前方からそれぞれ、「点」、「線」、「面」で、マテリアルは面とどう違うのか、まだよくわかってない。アイテムは、つくってる物体全体。スペースキーとか数字キーで各タブ移動できる。
その他
-
ctrl + tab
でいろんな画面に移動できるけど、画面が多すぎて不安しか感じない。(今回は model 画面と paint 画面を使いました) - 右上の三角のプルダウンメニューで、画面分割したりとかできる。けど、それぞれの画面はまだ何する画面なのかわからない

- 総じて画面が多いのでとても不安になる
つくってみる
ここからは、実際にチュートリアルを見てもらうのが早いのですが、概要だけご紹介。
使ってる概念
-
ブーリアン演算
3D の集合同士に対して処理をする演算。重なってる部分を片方の形で削ったりとか、結合したりとか。
つくる手順
- 円柱を配置。側面の頂点数を調整して六角形に。
- 側面のエッジを調整してちょっと丸みを持たせる。
- 鉛筆の先っぽを削りだすための型をつくる。ペンツールで平面の形を書いて、それを360°ぐるっとコピー。
- ブーリアン演算で鉛筆の先を削り出し。
- 芯となる円柱をつくる。
- ブーリアン演算でおしりから鉛筆の先までの範囲で削りだす。
- ここで
ctrl + tab
で Paint 画面に移行。(今まで作業してたのは model 画面) - ポリゴン選択で面を選択し、ペイントツール(サイドカラムのタブにある)で色を塗っていく。(マテリアルとかわかんない)
以上で、鉛筆できました。
ブーリアン演算の時、要素同士がずれてたりして、削った面がガタついてるなどあるけど、まぁまぁできた。

次回もなにかチュートリアルやりながら操作を覚える予定。