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DOCTYPE宣言について

Last updated at Posted at 2015-12-29

DOCTYPE宣言とは

その文書がHTMLやXHTMLのどのバージョンで作成されているかを宣言するものです。
Document Type Definition、DTD、文書型宣言とも言われます。

HTML5ではDOCTYPE宣言は不要といえば不要なのですが、ブラウザの表示モードを標準モードにする目的では必要になります。DOCTYPE宣言が書かれていない場合は(後方)互換モードになってしまいます。

※標準モード
HTMLの標準仕様に準拠したページを表示させるためのモード。

※(後方)互換モード
HTMLの文法が無視されていた古い時代のページを表示させるためのモード。
このモードは昔のブラウザの独自仕様に合わせた表示をするモードでありCSSの解釈が標準と異なるため、制作者の意図しないレイアウトになる恐れがあります。

記述場所

文書の先頭

書き方

基本形は以下の通りになります。

<!DOCTYPE html>

大文字小文字の区別はされないので、以下のように書いても構いません。

<!DOCTYPE HTML>
<!doctype html>

なお、<!DOCTYPEの部分は続けて書く必要があり、

< !DOCTYPE
<! DOCTYPE

のように書くことはできません。

また、HTML5であっても一応HTML4.01 StrictやXHTML1.0 StrictなどのDOCTYPE宣言を使用できるらしいです。

おまけ:HTML4.01の場合

Strict(厳密型) DTDの場合

非推奨要素、非推奨属性、フレームが使用できません。
cssを理解している人向けで、スタイルを全てcssで設定していれば問題ありません。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">

Transitional(移行型) DTDの場合

非推奨要素と非推奨属性は使用できますが、フレームは使用できません。
htmlにスタイルを突発的に追加することがあるならこの宣言。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">

Frameset(フレーム設定型) DTDの場合

全て使用可能です。
フレームを使用したファイルに使用する宣言です。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/frameset.dtd">
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