FreeBSD-10には、pkgという新しいパッケージ管理システムが導入されています。(Debianのaptとかの類です。)
インストールされていないパッケージがどういうものか一行レベルで良いので知りたいケースがあります。
例えば、ドキュメント作成ツールのsphinxをインストールしようとしますが、pkg searchすると、以下のようにpy27-sphinxとsphinx3があり、どちらがドキュメント作成ツールなのかわかりません。
eria@eria-thinkpad:~ % pkg search sphinx
libsphinxclient-2.0.9
pecl-sphinx-1.3.0
pocketsphinx-0.8
py27-sphinx-1.2.2
py27-sphinxcontrib-adadomain-0.1_2
py27-sphinxcontrib-bitbucket-1.0
py27-sphinxcontrib-httpdomain-1.2.1
sphinx3-0.8_1
sphinxbase-0.8
sphinxsearch-2.1.8
sphinxsearch-devel-2.2.1,1
未インストールのpkgの一行情報を知りたい場合は、「pkg rquery "%c" パッケージ名」を実行します。
eria@eria-thinkpad:~ % pkg rquery "%c" py27-sphinx
Python documentation generator
eria@eria-thinkpad:~ % pkg rquery "%c" sphinx3
Speech recognition system
これでpy27-sphinxのほうがドキュメント作成ツールだということがわかりました。
pkg rqueryのあとの"%c"は「query pattern」というものです。
%cはComment of the matched packageです。
これを要するにprintfの引数のような感覚で指定すればよいわけです。
pkg rquery "%c:%v" sphinx3
Speech recognition system:0.8_1
query patternについては他にも色々指定ができます。
man pkg-rquery でどうぞ。(pkgとrqueryの間のハイフンを忘れずに！)