asが失敗したときのXCode(β版)の挙動について

asが失敗すると EXC_BAD_INSTRUCTION シグナルが上がって落ちますが、
XCodeが違う所で落ちたような見た目になることがありました。

確認したバージョンは XCode6-Beta2 です。

追記：Appleへバグ報告済みです。

// as 失敗で違う場所にエラー表示が出るサンプル
func Hoge() -> AnyObject {
	return NSObject()
}

func Fuga() {
    var x = "abc"
    switch x {
    case "abc":
        println(x)  // ここで落ちたみたいな表示が出る
    default:
        println("default")
	}

    let a = Hoge() as NSInteger // ほんとはココで落ちてる
}

Fuga()

違うケースでも同じような見た目になることがあります。
今回はSwift + Cocoaでいろいろ試している時だったので
なかなか何が起きているのかわかりませんでした。

(対策)as?を使う

失敗するかもしれないキャストには as? を使うようにします。

// as の場合
var dic  = NSJSONSerialization.JSONObjectWithData(data, options:NSJSONReadingOptions.AllowFragments, error: nil) as NSDictionary

// 失敗したら終わり

// as? の場合
var dic  = NSJSONSerialization.JSONObjectWithData(data, options:NSJSONReadingOptions.AllowFragments, error: nil) as? NSDictionary

// 失敗したか調べられる
if dic {
    // ...
}