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自分のアプリ/サービスをグロースしよう 〜アクセス解析について〜

Last updated at Posted at 2017-06-29

はじめに

最近、よくグロースとかKPIとかの言葉を耳にする。
自分のアプリ・サービスをグロースしていくためにも、よく出てくるキーワードは
押さえておかないと理解しにくいので、この辺りをまとめた。

この分野でよく聞くワードまとめ

※ネイティブアプリかWebサイトかで使われるワードは多少変わってくるが、
ここでは網羅的に紹介。

効果的なマーケティングを展開するには指標による管理分析が必要。
基本ではあるが、「ユニークユーザー」(Unique User)数の把握も重要。

UU(ユニークユーザー数)

特定の期間内(1日・1週間など)に訪れたユーザーの数。純粋なユーザーの数。
期間内に同じ人が何度も訪れたとしても、それは一人としてカウントする。

しかし、訪れた人が複数のPCやスマホからアクセスした場合は同一人物とは特定されないので、あくまでもファンの数としてのだいたいの目安と考えるべき。

AU(アクティブユーザー数)

特定の期間内にアプリやサービスを一回以上利用したユーザーの数。
(実際に利用している“活きた”ユーザーの数)
主に、SNS系やアプリなどで使われる指標で、「定期的に利用するユーザ」のこと。

UUはアクセスの実態を把握するのに良い指標だが、ユーザーが実際にそのサイト/サービスを利用しているかまでは把握できないので、これを把握するための指標としてAUがある。

期間ごとに呼び方が異なる。

DAU : 1日あたりのアクティブユーザー(Daily Active User)

WAU : 週間アクティブユーザー(Weekly Active User)

MAU : 月間アクティブユーザー(Monthly Active User)

MAUを重要指標とするか、DAUを重要指標とするかなどはサービスによって違う。
自分のアプリ/サービスの特徴を理解して、自分(または自社)の場合は、どれを重視する必要があるのかを吟味することも重要。

※MAU/DLやDAU/MAUで算出するアクティブ率というのもある

PV(ページ閲覧数)

閲覧されたページの総数(Page View)。訪問者が閲覧したページ数であり、ユーザーは一度に複数ページを閲覧したりするので、PVはUUよりも多くなる。

PVを分析することで、どこがよく閲覧されていて、逆にどこがあまり閲覧されていないのかを把握することができる。

CV(コンバージョン数)

達成した成果の数。

[Webサイトの場合]
会員制サイト:会員登録・メルマガ登録 など
ショッピングサイト:商品の購入 など

CVR(コンバージョンレート)

集計期間中のコンバージョン率。一般的に、「CV ÷ UU」。

Session(セッション)

セッションとはユーザーが訪れた数。

例えば、期間内に一人のユニークユーザーが5回サイトを訪れた場合、セッションでは5回。
セッションはユーザーが何回PVしたかに関係なく、純粋なサイトへの訪問数。

入口数
セッションのスタート地点となった数
直帰数
セッションのスタート地点で最終地点となった数
離脱数
セッションの最終地点となった数

入口率(%)
直接訪問している割合。入口数をセッション数で割った数値
直帰率(%)
1ページしか見なかったセッションの割合。直帰数をセッション数で割った数値
離脱率(%)
離脱数をセッション数で割った数値

Reach(リーチ)

リーチとはマーケティング用語でターゲットへの到達という意味。
広告メッセージが閲覧されたり、「いいね!」などのエンゲージメントが行われたという意味で使われる。

UB(ユニークブラウザ )

UB(Unique Browser)とは、Webサイトへのブラウザごとの訪問回数。
ApacheなどのWebサーバは、アクセスログに訪問者のブラウザの種類・バージョンの情報も記録するため、それらをアクセスログ解析ツールなどで把握することができる。また、訪問者のブラウザにCookieを発行し、ブラウザの種類とバージョンを特定する方法もある。

利用時間

1セッション内の最初のPVから最後のPVまでの時間

CTR

Click Through Rateの略。
表示回数中のクリックの割合で、クリック数÷表示回数。

インプレッション数

広告やリンクの表示回数。

クリック数

リンクや広告を選択した数。

継続率(リテンションレート)

リテンション率は、特定の期間内のいずれかの日にアプリをインストールしたユーザー全体のうち、特定の日または週にアクティブなユニークユーザー数を算出。

ECサイトで一度お客さんになってくれた場合は、その既存顧客に何度も買ってもらう(リピーターになってもらう)ことが最も効率のよい集客手段で、新規顧客を集客する場合の何倍も効率がよいと言われている。

このリテンションを用いたリテンション分析は、どれくらいのユーザーがアプリを継続して使い続けているのかを確認することができる分析手法で、Googleアナリティクスなど他のアクセス解析ツールではコホート分析とも言われる。

詳しくは、
https://growthhackjournal.com/retention-analysis-01/

DL(ダウンロード数)

そのままの意味で、アプリのダウンロード数。

クラッシュ率

全体における、クラッシュしたものの割合です。
1%未満には押さえたいところ。

開封率

開封率とは、どれくらいのユーザーに開封されたのかを表す指標です。
数値は(開封数÷有効配信数)×100(%)という計算式で出せます。
アプリでいうとプッシュ通知の開封とかも、この辺りに関わる。

代表的なツール

効果的なスマホアプリ開発に欠かせないアクセス解析ツール15選
https://blog.codecamp.jp/analysis_for_application

プロがオススメする国内無料アクセス解析ツール6選のメリット・デメリット
http://free-web-hope.com/6-free-access-analysis-tool

まとめ

このように色々な指標があるが、一番大事なのは、
どの指標が自分のアプリ/サービスのグロースには必要であるかを見極めて、日々その指標を注視しながら改善することだと思いました。

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