key = [AWS,Route 53,BIND,name.conf]
オンプレミスのBINDサーバをRoute53に移行しましょう。
Route53の基本的な設定方法は昔書いた記事を参考にしてください。
現在動いているものの移行
現行稼働中⇒Route 53
###0.準備
DNSサーバからドメインのゾーン情報を取得
/etc/named.conf
に、ホストされてるドメイン情報が書かれていると思います。
その中に、各ドメインのゾーン情報ファイルの場所が書かれているのでそいつをGETしてください。
sample
zone "example.jp" {
type master;
file "/path_to/example.zone";
};
上記サンプルの file のところにあるのがゾーンファイルです
ゾーンファイルの中身はこんな感じ
sample
$TTL 3600
@ IN SOA hogehoge.com. root.hogehoge.com (
//ここにTTLだとかリフレッシュだとかの数字がくる//
)
IN NS ドメインに対するネームサーバ
IN MX メール
www IN A 192.168.10.10
fuga IN A 192.168.10.10
みたいな感じで書いてあれば対象ファイルはそれです。
###Route 53の作業
はじめてのAmazon Route 53の中ほどを参考にホスティッドゾーンを作成してください。
名前は、DNSでホスティングしているドメイン名を指定してください。
つくたドメインを選択すると次の画面の右上に ”import Zone” があるのでそれをクリックします。
右側にテキストエリアが出てくるのでその中に先ほどのゾーンファイルをまるまるコピペしましょう。
いちいち書かなくても一気に設定が流し込めます。
注意点
Amazon Route 53(DNSサービス)にBINDゾーンファイルをインポートする
に書かれているように幾つか制限があったりするのでその辺は臨機応変に。
###ドメインレジストラ側の作業
レジストラ側でネームサーバを変更します。
指定するのはドメイン作成時に作られたNSレコードに入っている4つのネームサーバ
以前の記事でお名前.comに設定しているやつです。
ってかそのまんま。
お名前.com以外を使っててもやることは同じです。
管理画面のどこかにネームサーバの変更があるはずなのでそこを新しいものに書き換えてください。
###設定が浸透するまで待つ
多分15分もあればネームサーバが切り替わっているはずなので確認してください。
ターミナルでnslookupを使って確認しましょう。
$ nslookup
$ hogehoge.com
設定したamazonなんちゃらかんちゃらが帰ってくれば大丈夫です。
###注意
いつまでも切り替わらない!といったときは、以前そこにアクセスしたことがあるばあい、ネットワークでキャッシュされているかもしれません。
自分はいつまでも切り替わらない!とハマりましたがキャッシュが原因でした。
テザるなりwimax使ってみるなりして確認してください。
マシンのキャッシュとかも疑うといいかと。
こんな感じでRoute 53側に切り替わればオンプレのDNSは止めても大丈夫。