はじめに
Visual Studio Codeの最新版がリリースされました 。
Build 2016にGAを間に合わせるつもりだったようですが、GA相当の0.10.13をInsidersで提供という変則的なリリースになっています。2016/4/3時点では、リリースノートもGithub上でvnextブランチに掲載されている状態です。日本語にもローカライズされているので、今まで二の足を踏んていた方にも導入検証のいい機会ではないでしょうか!?今回も自分が使いそうな新機能に焦点を絞って紹介していきます。
ローカライズ
ついに日本語化されました 。英語アレルギーの方がいても、これで推進可能ですね !デフォルトでは、OSの設定言語が適用されます。まだまだ未翻訳部分があったり、コミュニティーからの貢献ができないところがもどかしいですが。。。もちろん、別言語も設定可能です。その際には、--locale
を設定する必要があります。
jsoconfig.jsonの生成
Salsaが出たおかげで、jsconfig.jsonの出番が増えたのではないでしょうか。jsファイルを開いているとjsconfig.jsonを生成するためのアイコンが表示されるようになりました。1から作成しなくてよくなるのでたすかります。
TypeScriptとHTML
それぞれフォーマットに関するオプションが追加されました。詳細を書くほどでもないので、公式サイトをご覧ください。なお、TypeScriptに関しては、1.8.9にアップグレードされています。
エディタ
拡張子
ファイルの拡張子を特定言語に関連付けられるようになりました。また、フォルダ単位で関連付けができるようにもなっているようです。拡張子をあえて変更してシステムを動かしている場合には便利そうです(拡張子の変更をどの程度の方が行っているかはわかりませんが、少なくともとも私はであったことがあります)。
■拡張子の関連付け
"files.associations": {
"*.php4": "php",
"*.php5": "php"
}
■フォルダ単位の関連付け
"files.associations": {
"**/somefolder/*.*": "php"
}
インテリセンス
インテリセンスについては、tab
キーで確定のみになりました。enter
キーだと確定はされません。
UTF-8 BOMのサポート
文字通り、エンコーディングに追加されました。"files.encoding": "utf8bom"
で設定できます。
列選択のサポート
shift + alt
キーを押しながらマウスをドラッグ&ドロップすると列選択ができるようになりました。
ワークベンチ
エクステンションアイコン
ステータスバーにエクステンションアイコンが追加されました。クリックするとエクステンション関連の項目がコマンドパレットに表示されます。また、エクステンションに更新があると、アイコンに表示されるようです。
ファイル監視の除外
ファイル監視の対象から特定フォルダなどを除外できるようになりました。ファイル数が多いと、展開に時間がかかったりして効率が悪かったため、便利そうです。
// ファイル モニタリングから除外するファイル パスの glob パターンを構成します。この設定を変更すると、再起動が必要になります。始動時に Code が消費する CPU 時間が多い場合は、大規模なフォルダーを除外して初期ロードを減らせます。
"files.watcherExclude": {
"**/.git/objects/**": true
}
【2016/4/5追記】0.10.14の変更点
Insidersのバージョンが少しだけ上がっていました。C/C++のシンタックスハイライトのバグとローカライズのバグが直されただけしか変更点はありません。
【2016/4/12 追記】0.10.15の変更点
Weekly Buildがまた上がりました。ローカライズ、テレメトリーエラーログ、列選択の3点を微修正しただけです。今週はいよいよStable版でもGAが来るはず!!
【2016/4/16 追記】1.0.0リリース
ついにGAされました。