この記事はdots girls Advent Calendar 2015 - Qiitaの13日目の記事です
ごあいさつ
こんにちはORはじめまして。まついです。
プログラム言語の情報交流という場において、
ここ数年は業務上すっかり技術から遠のきつつあるのですが、
なんとか時代遅れにならないようにとノミネートするも
タイムアップで結局プロジェクト管理の話になってしまいました。
次機会があれば、この端末にて眠っている挫折したXCodeの話をしたいと思います。。。
WBSとは
ワールドビジネスサテライトじゃなくてね。
大江アナウンサーは好きだけど。
WBS(Work Breakdown Structure)は、
プロジェクト全体を作業(Work)に
分解(Breakdown)した
構成図(Structure)です。
プロジェクトが立ち上がります。
もしくはチームが立ち上がります。
そうしたら何をやるの?ってやること自体を
まとめた成果物がWBSとなります。
なにか皆さんも作業を行うとき、何が必要か書き起こしたりしますよね。
たとえば、カレー。
カレーを作るために何が必要かというと、
1.材料を集める
2.下準備する
3.調理する
となると思います。
その3つの作業に対して、どういった作業が必要かというのをさらに落とし込んでいくわけです。
たとえば、「1.材料を集める」ですが、
某鉄腕なアイドルたちのようにまず畑を耕すところから始める人もいれば、
スーパーですでにカレーセットなるセットを買ってきて始める人もいれば、
ボンカレーとサトウのごはんから始める人もいます。
ひとつの作業に対し、どのようなゴールを設定し、
必要な作業を洗い出していく、それがWBSです。
「WBSはプロジェクトの成功の大きな要素である」
と言われていますし、WBSがクソセンスがなければ
出来上がる成果物もクソてんでよろしくない結果となりかねません。
イケてるWBSとは(独断と偏見)
私自身も、WBSを幾度となく書き、
幾度となく思い通りの作業タスクとして担当者へ伝わらず、
結局作り直すということがありました。
ただ細分化するだけではだめだし、
かといって大枠すぎるとガントチャート化できず、
形骸化する。
でも、じゃあそれってよりかっちょよく
素敵な感じになるためにはどうすればよいのか?
と考えた結果、
「そうだ、クックパッド先生に聞いてみよう」
プロジェクトは料理と一緒。
材料・レシピ・道具・所要時間の見積もりなどなど。。。
会員数170万人、
レシピ数224万の中から
人気レシピTOP10となる猛者の傾向を分析しました。
独断と偏見による分析結果としては
・材料が少ないこと
・応用性があること
・作業手順が簡潔で明確であること
・途中段階での写真があること
・写真がおいしそう
でした。え、当たり前?
当たり前を当たり前としてやるのがとても難しい。
これをWBSに変換して考えると、
・シンプルであること
・メンテナンスが容易であること
・マイルストーンが明確であること
・成果物に落とし込めていること
・参照しやすいドキュメント
となるのですが、
より具体的に実施するとなると、
1.シンプルであること
→ネスト階層は5階層まで
2.メンテナンスが容易であること
→先行タスク等制約を絶対的にしない。解除を許容する。
→リーダ以外の編集を許可するプロセスを考える
3.マイルストーンが明確であること
4.成果物に落とし込めていること
→成果物は必須ではない作業もあるはずだが、
何をしたらこの作業が終わるのかということのゴール地点を明記する
5.参照しやすいドキュメント
→文字切れしない?印刷したときにページがまたがらない?
みんなが毎日見てくれる?
もっともっと落とし込みが必要な気がする。。。
まとめ
この記事を書きながら、改めていけてるWBSを書く難しさを感じました。
料理もシンプルでおいしいレシピほど、リピートするし。
WBSもきっと一緒で、シンプルにチーム員に伝わるWBSのほうが
みんな同じゴールに向かうことができる。
簡単な要件ほど難しい。
また明日、出社したらWBSを見直そう。。。