長期的なコンバージョンを高めるためにアドネットワークやDSPを使う際の処方箋

  • 8
    いいね
  • 0
    コメント
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

TL;DR

  • プロダクトのユーザー認知を大きく拡大したいフェーズにおいて、複数の媒体に対し簡易に広告出稿が可能なアドネットワークやDSPは有効な手段であるが、高い運用力が求められる。
  • 広告代理店に運用を任せてはいけない。どんなマーケターであれ、まずは自分で使ってみよう。予算を張って、ターゲットの属性を選択し、広告を出稿してみる。
  • 結果を元にPDCAを回そう。効果の良い媒体を選定し、絞り込み、誰にでもコンバージョン効率を上げることができる。
  • 最終的に効果の最も良いメディアには直接コンタクトを取り、ネイティブアドの出稿を検討しよう。ネットワークよりも、相性の良い媒体へ直接予算を張るほうが効果的なコンバージョンを産める場合が多い。ネットワークはCV媒体発見機である。

アドネットワーク?DSP?

広告主側からするとオンライン広告を多数のメディアへ薄く広く配信し、かつ入札方法や出稿する相手をそれぞれのプラットフォームが独自のアルゴリズムで抽出しより効率的なコンバージョンを産むように拡張したもの、程度に捉えておければ十分です。以下に一応参照を掲載します。

アドネットワーク

アドネットワーク事業者は広告主から広告を一手に受注し、参画しているメディアへ広告を配信する。 広告主は、アドネットワークに参画している様々なメディアから親和性の高いメディアへ配信することにより、効率良く顧客の獲得もしくは潜在層へのプロモーションが可能となり、媒体の側は多様な広告主から親和性の高い広告を掲載することにより広告単価を上げることや、多種の広告を掲載することで効率良く収益を上げる事が可能になる。
参照:wikipedia:アドネットワーク

DSP:Demand side plattform

デマンドサイド(広告主側=需要側)が使用する広告配信ツールとその周辺のことになります。よく勘違いされていますが、DSPとは広告媒体ではなくツールです。DSP広告とは、DSPを用いて広告を配信する行為そのものや、DSPで購買・配信が可能な広告枠などを指して使われる事があります。
参照:MarkeHack

本記事では、両方をまとめてネットワークと呼ぶ。

なぜ自社運用を勧めるのか

アドネットワークやDSPの運用は絶対に代理店へ任せてはいけない。
なぜ自社運用を勧めるのか、その理由は事業へ対するコミットの差がコンバージョンに大きな差をもたらすからである。僕の運用するアカウントと代理店のものを比較すると、最終的にCPAが1/2ほど良いケースが多い。

ex. 自社運用するGDNのある日のCPA

image

ネットワークは良い媒体を発見するためのツールである

広告によってプロモーションしたいプロダクトと、広告を掲載する媒体にはもちろんだが相性がある。例えば『smarby』というサービスは子供服に関心の高いママをターゲットとしており、ママがよく見る媒体との相性が良いと仮説が立てられる。
この仮説を検証する際にネットワークは非常に有用なツールとなる。多くのネットワークが有する『コンバージョンオプティマイザー:よりコンバージョンが起きる媒体に出稿回数を自動的に増やす機能(ざっくり)』を用いある程度の期間ネットワークを使用すると、特に結果の良い媒体がわかる。

GDNのプレースメント機能
image

smarbyでは『ameblo』や『goo』などの媒体と相性が良いことがわかる。この結果を利用し、相性の良い媒体の、より良い広告枠(大体の場合サービス運用者が保有している)を買い付けにアプローチする戦略が非常に有効だ。

その意味で、ネットワークは大きく予算を張り続けるもののではなく、有効な媒体を発見するためのテストだと捉えると良い。

コメント

  • QiitaにはMarketing Techに関する記事が非常に少なく、ユーザーも少ないと感じるのでこの領域をエンジニアの方々にも理解でき、かつ実践的な内容で普及させていきたい。