Unity で Daydream アプリをつくりリリースしました (VR Music Visualizer)。
Daydream アプリに承認してもらうにあたり、リリース関連の設定や、承認までの過程などを記載します。
開発環境
- Unity 5.6.2f1 (Pro)
- Google Daydream View VR Headset
- Asus ZonFone AR
Daydream アプリの必須事項
Daydream App Quality Requirement に記載されている内容に準拠していないと、Daydream アプリとして承認してもらえません。
読まずに開発をすすめると、あとで困ることになるかもしれませんので、Daydream アプリの開発前には一度目を通しておくべきです。
Unity の PlayerSettings の設定
Virtual Reality Supported
PlayerSettings -> Other Settings -> Virtual Reality Supported
- Check On
- Virtual Reality SDKs で Daydream を選択
Minumum API Level
- Android 7.0 'Nougat' (API level 24)
VR Icon
VR Icon はDaydream のホームアプリで表示されるアプリのアイコンです。
Foreground Icon の画像が手前に浮いて見えるようになります。
仕様についてはこちら。
以下のとおり、設定します。
PlayerSettings -> Other Settings -> Virtual Reality SDKs -> Daydream
▼ のボタンを押すと設定箇所が表示されます。
512 x 512px の解像度の Foreground Icon と Background Icon を設定します。
Virtual Reality Splash Image
PlayerSettings -> Splash Image -> Virtual Reality Splash Image
Unityのドキュメントに仕様の記載が見つけられません。画像サイズは試してみたものです。
- アスペクト比は 2:1 ?
- 1024 x 512 px の解像度で大丈夫そう
Google Play Console での設定
Daydream の 360 度立体画像
4096 x 4096px の解像度の Equirectangular stacked stereo format (トップアンドボトムのEquirectangular) の画像をアップロードします。仕様はこちら。
360 度立体画像は、360 Panorama Captureというアセットで作成しました。必要なフォーマットのキャプチャが作成できます。このアセットの利用時は Build ターゲットを PC にしておく必要があります。
リリースから承認まで
Google Play Consle のアプリのリリースで Daydream アプリにチェックを入れて、通常のAndroidアプリと同様にリリースをします。
この時点では、ストアに掲載はされますが、Daydream アプリの承認は受けていません。
Google により承認を受けると Google Play の Daydream program に加わり、Daydream のラベルが Play Store で表示されるようになります。
リリース後、翌日には承認の可否についてフィードバックの英文メールが Google Play Support から送られてきます。
私の場合、最初のリリース時、☓ボタン、バックボタンを押した場合にアプリを停止させるというのを実装していませんでした。そのため、リリース後、翌日に Google Play Support よりメールにて連絡があり、修正しました。
修正のリリース後、翌日には承認された旨のメールが来ました。
承認のレビューのために、こちらから特に申請することはありませんでした。Google Play Console でリリースするとレビューを行ってもらえ、翌日にはフィードバックのメールがきます。