はじめに
USB モバイルバッテリーから 5V をデュポンケーブルで取り出せる手軽なデバイスはなにかないかと、ebay を探していて偶然みつけたのがこの digispark の互換機(?)で、
※2016.07.追記
aitendo さんからもこーいうのが発売されているようです。ebay で何週間も配達またなくても買いに行けば置いてある安心感はなにものにも代え難く、ありがたいですね
5V と GND のピンが立っているのでここに デュポンケーブルをさせば5V 取れそう、と 立派なコンピュータを単に電源として使ってしまおうという大胆不敵な構想も 送料込みで一個200円 (送料が、じゃないですよ)という価格が可能にしております。10月6日に発注して10月16日に届きました。
結果、電源として問題なく(100mA 〜 200mA 以上とる時はヒートシンクがいるかも、との事)使えて満足していたのですが、 痩せても枯れてもArduino互換機、電源をとるためだけに使っているのもなんかもったいないです。例えば、Raspberry Pi に挿して USB で通信させれば、なんかコプロセッサみたいで面白く、在りし日の FM-7 のディスプレイサブシステムを彷彿とさせる贅沢な構成です(+200円で?)
普通の Arduino なら例えばこちら の pub.py のように Serial 経由で通信するのですが、Digispark は digiUSB というホスト側のライブラリを使ってSerial ではなく USB-HID で通信します。
という訳で digiUSB を Raspberry Pi にインストールした際の手順を自分への備忘録としてこちらに残させて頂きました次第です。ちなみに Raspbian ではなく Mac へのインストールは橋本商会さんのブログ のとおり brew と gem のインストールだけです
brew install libusb
gem install digiusb
Raspbian へのインストール
libudev-dev と ruby-dev のインストール
sudo apt-get install libudev-dev # for libusb
sudo apt-get install ruby-dev # for digiusb
libusb のインストール
libusbのサイト から Latest Source をダウンロードしてビルド、数分で終わります
wget http://downloads.sourceforge.net/project/libusb/libusb-1.0/libusb-1.0.20/libusb-1.0.20.tar.bz2
tar jxf libusb-1.0.20.tar.bz2
cd libusb-1.0.20/
./configure
make
sudo make install
digiusb のインストール
sudo gem install digiusb
数分だんまりになる(B+の場合)ので少し心配になります
digiterm の実行
digiusb をインストールすると digiterm もインストールされます
sudo digiterm
これで、Digispark と usb で通信、つまり Digispark が write した内容の表示と、こちらに書いた内容を Digispark に read させることができます。
参考URL
- 橋本商会さんのブログ: V-USB等、大変勉強になりました
- 本家、DigiStamp のサイトとDigispark の wiki まずはこの Tutorial で Digispark の全貌がなんとなく掴めます
- 上記の wiki の一部ですが Quick Referenceは多分、なんども参照することに。I2C のピンは何番とか、VIN から何アンペアとれるかとか
- DigiUSB のサンプルプログラム集: 紹介しませんでしたがこちらの python プログラムも Raspberry Pi で動作しました
- ebay のサイト :送料無料でこの安さ。コンピュータって200円で買えるものだったんですね