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JINS MEME ES_Rの計測データにおいてパケロスの確認方法

Last updated at Posted at 2017-08-08

課題

JINS MEME ES_R(アカデミックパック)では100Hzでサンプリングされたデータが,100HzのBLE通信によってパソコン本体に記録される.そのためパケットロスの発生がクリティカルな場合は注意が必要なので,記録データからパケロス発生箇所を見つける方法をメモしておく.

解決方法

  1. 記録データ(csv)をエクセルで開く.
  2. (必要であれば)時間表記を時:分:秒に直す.
    参考:時間表記変更方法
  3. 1サンプルごとの時間差をとる.
  4. 差が0.01(※1,※2)より大きい箇所を見つける.

※1 100Hzで通信しているので,パケロスがなければ0.01秒ずつインクリメントされる.
※2 JINS MEMEデータロガーでは,仕様としてパケロスの影響はNUM(B列)には表れない.つまり,B列は取得データに連番がうたれており,単純に取得データ数となる.


具体的な手順.

  1. 記録データ(csv)をエクセルで開く.
    Screen Shot 2017-08-08 at 21.15.45.png

  2. (必要であれば)時間表記を時:分:秒に直す.
    C列目の時間表記がエクセルの初期設定となり,本来の表記Screen Shot 2017-08-08 at 21.17.30.pngと異なるので,時間表記変更方法を参考にして直しておく.

  3. D列,E列に空の列を追加して,D列にはC列をそのままコピペ,E列ではサンプル間の差を計算する.
    Screen Shot 2017-08-08 at 21.25.16.png

  4. フィルタ機能を使って,E列で計算した差が0.01より大きい箇所を見つけます.
    Screen Shot 2017-08-08 at 21.28.41.png

差が0.01より大きい行のみ表示させます.今回の例では1340行目ではサンプル間の差が2となっているので,1339行目で得られたデータの後に1サンプル分のパケロスが生じていることがわかります.
Screen Shot 2017-08-08 at 21.36.24.png

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