初めに
VPNはとても便利な機能です。特に私は家の回線でポート解放することができないため、VPS上に構築したVPNに接続するなどで利用しています。VPNを自分のサーバ上に簡単に構築できる方法の一つにSoftEtherがあります。落としてきてコマンドを幾つか実行するだけでVPNが建った時には感動しました。SoftEtherすごい。
しかし世の中にはVPNに対応していない機器は沢山あります。そんな機器をVPNにどうにかして接続する時に利用できるのがローカルブリッジ機能です。SoftEtherがサーバと同じようにブリッジを構築する機能も搭載しているのでこれも楽にできますが、Macでのやり方が最初わからなかったのでまとめました。
VPNの構築
これはそこらじゅうで記事が上がっているので割愛します。
ローカルブリッジを構築するのがサーバと同一ではない場合はvpnbridgeをインストールしてください。
ローカルブリッジの構築
今回はTAP/TUNではなくもっと簡単な方法でやることにします。
「システム環境設定→ネットワーク→設定マーク→仮想インターフェースを管理...」
を選択。
+をクリックして新規ブリッジを選択
ブリッジ名に任意の名前を入力し、ブリッジ先のインターフェースを選択して作成を押す。すると、管理の画面に作成したブリッジが出てくるのでBSD名を控えておく。完了を押して、適用を押せば準備完了。
次にVPN Server ManagerでVPNの設定画面を表示し、左下のLocal Bridge Settingをクリック。
下半分にNew Local Bridge Definitionという設定画面があるので、Virtual Hubにブリッジしたい任意のHubを選択し、LAN Adpterには先ほど控えたBSD名のデバイスを選択し、Create Local Bridgeを押せば完了!警告が出てくるが無視して問題なし。
これでブリッジされた先に接続されたデバイスにはVPNのIPアドレスが割り当てられて通信できるはずです。