前提条件の確認
OS の仮想化を実現するには、CPU が Intel VT もしくは AMD-V に対応している必要があります。
対応しているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行し、出力結果が0 にならないことを確認します。
# egrep -c '(vmx|svm)' /proc/cpuinfo
KVM のインストールと基本設定
KVM 関連のパッケージをインストールします。
RedHat系の場合
# yum install kvm virt-manager libvirt libvirt-python python-virtinst
Ubuntuの場合
$ sudo apt-get install kvm virt-manager libvirt-bin bridge-utils
インストール完了後、KVM モジュールがインストールされていることを確認します。
# lsmod | grep kvm
kvm_intel 143592 0
kvm 459835 1 kvm_intel
TODO: 以下のコマンドの効果については要検証
ネットワーク仮想化のオーバーヘッドを減らすことができるvhost-net を有効にします。
Ubuntu
# echo vhost_net >> /etc/modules
kvm(libvirtd) の起動設定
libvirtd を起動し、必要に応じてOS 起動時に自動的に起動するように設定します。
RedHat系
# systemctl start libvirtd
# systemctl enable libvirtd
Ubuntu
$ sudo service libvirt-bin start
$ sudo update-rc.d libvirt-bin defaults
libvirt が起動すると、デフォルトで仮想NAT インタフェースが作成されていることが確認できます。
$ ip link show virbr0
3: virbr0: <NO-CARRIER,BROADCAST,MULTICAST,UP> mtu 1500 qdisc noqueue state DOWN mode DEFAULT group default
link/ether 52:54:00:63:13:ae brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
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KVMブリッジネットワークの設定
http://qiita.com/TsutomuNakamura/items/e15d2c8c02586a7ae572
参考
IBMPowerKVM
http://www-01.ibm.com/support/knowledgecenter/linuxonibm/liabo/liabokickoff.htm