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何故 私がZabbixを使いだしたか

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今回は技術的な事を抜きにして自称:一般事務職が
Zabbixを使いだした事をつらつらを書いてみたいと思います。

いつ知ったのか

Zabbixを知ったのは4年前の 自宅ラック勉強会3 Zabbixで監視 この時だったかと思います。
この時にOSSの監視ソフトが有る事を知った訳です。
話の内容からエンタープライズ向けと言う事でしたが
当時からお世話になってるフォロワーの皆さんが当たり前のように語っているので
自分も躊躇する事は有りませんでした。
(間違いなく、昔からネジが抜けた脳みそしてますね)

当時、自分が管理する環境はWindows Server 3台と3カ所の拠点と10台強のプリンタが有った訳ですが
Serverやルーター等の監視はpingの応答を自動で行うソフトを導入してその結果を目視で監視をする事が精いっぱいで
商用の監視ソフトも有る事を知っていましたが
イニシャルコストが自社で動く物理Server並の金額成る為、稟議を上げたりもしてましたが
承認が下りる事は有りませんでした。

又pingの応答だけで判る事は、機器の生死判定のみなので
実際には何が起きているのかサッパリ判らない状況の上
止まった機器が出て来てもアラートメールは送られて来ない為
冬場の月曜日朝いちばんに「Serverが電源が入ったまま止まっいるので今すぐ来い(AM7:00に呼び出し)」とか
夏場の夜に「帰宅してる所を済まない、インターネットに繋がらなくて仕事が終わらないから来てくれ(PM9:30に呼び出し)」など
と、何時呼び出しが掛るのか判らない気の休まらない時期が続いていました。

Zabbixの事を知ってどう思ったか

「OSSなら自宅で入れて動くかどうか気兼ねなしに試せるよね。
 先ずは自宅環境に突っ込んでみて、合わなければ辞めたらいいや。」
こんな感じでした。

仮想環境やServerを構築したことが有ると言っても基本MS関係ばかりで
Linuxに関しては古いubuntuのデスクトップ版をインストールしたり、KNOPPIXをCDBootして喜ぶ程度で全く知識が有りませんでした。
(今もコマンドラインでマトモな作業は出来ないですけど・・・・)
そんな中、手探りで構築を始めだしました。

気軽に「やろう」と言っても、Hyper-V上の仮想環境に入れる訳ですから簡単にインストールが出来る訳もなく
( 当時はCentOS6.3を使おうとした為Hyper-V用の仮想ドライバーがmergeしてない頃でNetwork周りが特に遅くて泣いたり、Hyper-V上のCent OSに統合ツール(Linux Integration Services)をインストールをしようとして、レガシーネットワークアダプタの設定を壊したり )
CentOSを無事インストール出来た後もZabbix2.0を入れるのに・・・
「my.cnf が間違ってDBがうごかない Zabbix Server が動かない(PHP が入っていなかった)」という感じで四苦八苦ばかりで
実際にZabbix(ServerとDBが自分自身を監視するまで)が動き出すように成るまで4か月掛りました。
そして「自宅全体の機器を監視する」と言う目標に辿り着くのは
これを 何度も読んでもう一度、再構築してからでした。

自宅全体の機器を監視して、Zabbixが安定稼働する様になったかなと思った頃に
会社にもVHDを持ち込んで念願のZabbixによる社内監視を始める事が出来るよう成りました。
これが2013年の秋だったと覚えています。

当時は期限が有った訳でなし、是が比でも必要であるというプレッシャーが有った訳でも無いので
作っては失敗、動かしては失敗、飽きたら一休みと
悠長に動きだすまで、何度でも繰り返していました。
その間も「止めた、もう勘弁だ。」と言うのは不思議と思わなかったです。

実際に使ってみると

ヤヤコシイけど、かゆい所にまで手が届くようになった。
ですね。

兎に角欲しかったNetworkとServerの情報が可視化されましたし
設定が拙くて多数のメールが飛び込んで来るにしても
問題があれば(会社から電話での連絡が来る前に)アラートメールが自分の手元に飛び込んで来るので
メールが届いた時点で状況の判断と対処を済ませ、連絡の電話が来た時点では事後の説明をして終わる様になりました。
又、1年経ち2年経ちして情報が蓄積されて来たら省力化の為の自動化も出来る様になりましたし
自動化が無理であっても計画的な予防措置が打てるようになりました。

社内的には矢面に出てアピールする物では無いですし理解され難い物ですが
これが無ければ自宅も会社も今や管理が出来ない手放せない物となりました。

最後に

一般事務職がzabbixを使うに至った話を長々と書いてきましたが
使う様になったのも
・単なる生死監視では納得できなかった
・他の製品を知らなかった(手が出せなかった)
・時間の制限がなかった
からだと思います。

ここまでたどり着いた事、そして外部にZabbixの事を言える様に成ったもの、ひとえにコミュニティと様々な人の援助が有っての事でもあり、改めて「ありがとうございました」と言いたいです。

そして非技術の事ばかり書いてしまい、済みませんでした。

明日は24日目、九龍さんによる ゼロから覚えるZabbix基礎 です。
宜しくお願いします。

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