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MQTT-SNを簡単にテストする方法 その3

Last updated at Posted at 2015-05-19

#Arduino Ethernetで MQTT-SN クライアントを動かしてみよう#
Arduino Ethernet は8ビットマイコンを使用したコンピュータでEthernetコントローラーを内蔵しています。 主な仕様は以下の通りです。

  • マイクロコントローラ ATmega328
  • 作動電圧        5V
  • 入力電圧       7-12V
  • デジタルI/O ピン   14 (そのうち4本が PWM 出力可能)
  • アナログ入力ピン    6
  • I/Oピン出力電流    40 mA
  • フラッシュメモリ   32 KB (ATmega328)
  • SRAM 2 KB (ATmega328)
  • EEPROM 1 KB (ATmega328)
  • Clock Speed 16 MHz
  • W5100 TCP/IP Embedded Ethernet Controller

1970年代ならば最先端のコンピューターです。

##用意するもの##

##Arduinoクライアントの作成##
step1. ソースコードの準備

必要なソースコードは その1で githubからホームディレクトリーにダウンロードされています。
AsyncMQTT-SN/AsyncClient/src/libにあるソースコードを全てzip形式で一つに圧縮して名前を MQTT-SNAsyncClient.zip にします。

step2. ライブラリーとしてIDEに登録します。

  • AruduinoIDEを起動します。
  • スケッチ > Include Library > Add .ZIP Library... とクリックして、MQTT-SNAsyncClient.zip ファイルを指定します。 これで登録は完了です。    
        
  • もう一つ、Arduinoが提供するEthernetUDPライブラリにマルチキャスト機能を追加します。追加方法は ここ を参照してください。

step3. クライアントのソースコードを作成します。

  • スケッチ > Include Library とクリックするとメニューの一番下に 今登録したライブラリーがMQTT-SNAsyncClient と表示されているはずなので、これを選択します。 エディターにライブラリーに登録されたincludeファイルが表示されます。

ArduinoIDE.png

  • エディターに表示されている内容すべてを AsyncClient/src にある Application.ino ファイルの内容で上書きします。
  • Linux用のコードとは、PUBLISHするトピックとsetup()関数の内容が少しだけ違います。

step4. クライアントのソースコードを修正します。

  • Arduino Ethernet は DHCPプロトコルをサポートしないため、IPアドレスに固定アドレスを割り当てます。(DHCPサーバに手動でMACとIPアドレスを設定します)
  • Arduino Etherは基盤毎にMACアドレスが6個の16進数で表示されていますので、この値と固定で割り当てたIPアドレスでソースコードを書き換えます。 

変更する箇所を太文字で表記しています。
{ 192, 168, 1 , 10 }, // Local IP (for Arduino App)
{ 0x90, 0xa2, 0xda, 0x01, 0x01, 0x01 } // MAC address (for Arduino App)

Application.ino
#ifdef NETWORK_UDP
UDP_APP_CONFIG = {
    {
      	"LinuxClient",      //ClientId
        {225,1,1,1},        // Multicast group IP
        1883,               // Multicast group Port
        {0,0,0,0},          // Local IP     (for Arduino App)
        12001,              // Local PortNo
        {0,0,0,0,0,0}       // MAC address  (for Arduino App)
    },

step5. コードをコンパイルしてArduinoに書き込む。

  • 黄色で囲ってあるボタンを押すとコンパイルが実行され、エラーが無ければシリアル通信でFlashメモリにロードモジュールが書き込まれます。 
    リセットするとロードしたプログラムが起動します。

ArduinoCompile.png

これで、LinuxクライアントとArduinoクライアントとゲートウェイの完成です。
LEDの点滅が確認できましたか。

NCM_0267.JPG
ゲートウェイに Rspberry Pi + Wifi USB を使用しています。

その1 へ戻る

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