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カラーパレットをプロジェクトメンバーで簡単に共有する方法

Last updated at Posted at 2015-01-02

目的

アプリ開発時に色の定義をしてメンバー間で共有したい場合の解決方法

カラーパレットてどこに作られるの?

Macのカラーパレットを作成すると、

~/Library/Colors/
の下にclrという拡張子のファイルが作られます。
ここでは、Paletteの名前がCustomなのでCustom.clrというファイルが作られます。
※ちなみにカスタムのカラーパレットは下図の設定アイコンから追加可能です。

カラーパレット

customPalette.png

背景

開発メンバーのPCの
~/Library/Colors/
にコピーしてね。という運用でも良いのですが、それだと更新が面倒です。

今回は、開発中のProjectの中にclrを追加してそのファイルをMacのColor paletteが参照させる方法をご紹介します。

手順

1 color paletteをコピーする

cp ~/Library/Colors/Custom.clr ~/(任意のパス※)/

※今回はシェルとclrファイルは、Test3.xcodeprojフィルと同階層Toolsという物理フォルダを作成してそちらに配置しております。

プロジェクトの設定は下図のようにしてます。
Screen Shot 2015-01-03 at 0.18.15.png

2 パレットコピーするシェルスクリプトを作成

palette.shの中身

#!/bin/bash

current_path=$(cd $(dirname $0); pwd)
ln -fs ${current_path}/Custom.clr ~/Library/Colors/

3 ビルド時にシェルスクリプトを実行するための設定

Test3_xcodeproj.png

4 バージョン管理に、clrとシェルスクリプトを追加

まとめ

ビルドすることでプロジェクトファイルに追加されたカラーパレットがメンバー間で共有できることにより、色の微妙なズレも防げつと思います。

今回やったことは、ビルドする毎にプロジェクトのTools配下のclrファイルが開発者のpalette配置場所にリンク(シンボリックリンク)が貼られて利用可能になります。

誰か一人がこの手順をプロジェクトの設定ファイルにしておけば、他の人は意識しないで自由にカラーパレットが利用できるのでお試し下さい。

少しの工夫で手間が軽減しますね〜

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