#magit編
Windows版のGitをインストールしてから、設定ファイルに次の1行を加えます。
(setq magit-git-executable "C:/Program Files/Git/bin/git.exe")
また、コマンドプロンプトでGitの実行ファイルのあるディレクトリにパスを通しておらず、Emacsの起動時にGitが見つからないと言われる場合は、次の1行も加えます。
(add-to-list 'exec-path "C:/Program Files/Git/bin")
#Tramp編
SSHクライアントであるPuTTYをインストーラでインストールしてから、設定ファイルに次の2行を加えます。
(setenv "PATH" (concat "C:/Program Files (x86)/PuTTY" ";" (getenv "PATH")))
(setq tramp-default-method "psftp")
これでファイルを開く時に/(PuTTYで設定したエイリアス):(ファイルへのパス)
を指定するとリモートのファイルが開けます。PuTTYで設定したエイリアスの前に「(プロトコル):
」を付ける場合はUnix系と異なりますので、以下の表で読み替えてください。
Unix系 | Windows |
---|---|
ssh | plink |
scp | pscp |
sftp | psftp |
rsync | (非対応) |
例えば、SCPを使用する場合は次のような名前で開きます。
/pscp:myuniversity:path/to/the/file
myuniversity
はPuTTYで設定したセッション名が使用できます。PuTTYのセッション名を使用しない場合にはxxx@yyy.zz
のような形式を使用します。(要パスワード)
#注意事項
文字コードは原則UTF-8を使用しますが、バッファの文字コードに十分注意してください。たまにShift-JISに設定されて文字化けします。文字化けした場合はUTF-8に直すとうまくいきます。(C-x RET r utf-8)
また、magit・Trampの他の設定はUnix版と同様に行ってください。ここでは解説しません。