この稿の最終ゴール
CPIサーバー ACE01 + Movable Type で、ステージングサーバー(以後 テストサイト) + 本番サーバー (以後公開サイト) 構成のウェブサイト更新システムを作る。
その前段階として、ACE01 にMovable Type をインストールするまでを記述します。
イメージとしてはこんな感じです。
ACE01とは
CPI が提供しているレンタルサーバーのブランド名。
「Smart Release」という機能があり、1契約でテストサイトと公開サイトの2環境が使える。
Movable Typeとは
シックス・アパートが提供しているCMSです。詳しくはこちら。
ステージング構成とは
この稿では、ウェブサイトの公開前に、テスト環境でチェックを行うことができる環境を指します。ステージングについては、以下の記事を参照ください。
この環境を作って嬉しいことは
- 公開前のテスト環境でチェックすることで、運用上のうっかりミスを減少
- CMSを公開サーバーから切り離すことで、セキュアなウェブサイト更新を実現
前提条件
今回の構成は以下の条件とします。
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公開サイトのドメイン:
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テストサイトのドメイン:
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テストサイトにインストールするMTのURL
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執筆情報
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2016年4月の情報を元に記述
Movable Type のインストール
以下、ソフトウェア版のMovable Type を入手して、インストールするまでの流れです。
http://www.cpi.ad.jp/cms/wp/tips/ftp_install/
と同等の構成で記述します。
データベースの作成
ユーザーポータル にログインし、「ウェブコントロールパネル」をクリックして、テストサイトの設定用コントロールパネルに接続します。
「MySQL5.5 データベースの追加・削除」をクリックします。
文字コードを「UTF-8」、新規データベース名を「mt」と入力し、「新規追加」ボタンをクリックします。(新規データベース名は自由に設定可)
データベースの作成に成功しました。 表示されるデータベース名は『5.Movable Type の設定』で利用するので保存しておきます。
次は FTP に接続し、Movable Type のファイルのアップロードおよびインストール作業を行います。
Movable Type のインストール
http://www.sixapart.jp/movabletype/license/
から、適切なライセンスの Movable Type を入手します。
ダウンロードしたファイルを解凍し、FTP でアップロードします。
今回の構成では[mt/]というディレクトリを作って、その中にMovable Type の解凍ファイルをすべてアップロードします。
Movable Type の設定
Movable Type をインストールするために、[http://staging.example.com/mt/] にアクセスします。URLは、ご利用のCPIのドメイン名に読み替えてください。
インストールウィザードが立ち上がるので、ステップごとに進みます。
データベースの設定を行います。データベース接続のための詳細情報を入力し、「作成」ボタンをクリックします。
- データベース名
- 『1.データベースの作成』で作成したデータベースの名前を入力
- ユーザー名
- サーバー設定完了通知に記載されているデータベース情報の[データベースID]を入力
- パスワード
- サーバー設定完了通知(パスワード通知)に記載されているデータベース情報の[データベースパスワード]を入力
- データベースのホスト名
- 127.0.0.1 と入力
進めていくと、インストールが完了します。
Movable Type のインストールについては、下記に詳しい情報が記述されていますので、合わせてご覧ください。
長くなったので、一旦文章を区切ります。