Apple Watchが発表される前に現時点(3/9時点)でできないことの整理をしておきたいと思います。
開発の前に「できないこと」を知っておくことで、何が作れるのかより考えやすくなるのではないかと思います。
###1. マップは動かせない(スクロールできない)、GPS非搭載(表示のみ、ピンは刺せる)
意外にも、マップ機能はまだそこまで充実していません。マップの上下左右にボタンを設置してあたかもスクロールできるかのようにしたアプリはあります。
###2. viewを自由にいじれない(objectの追加・順番変更・削除=絶対値配置ができない)
文字にすると少し分かりづらいですが、Watch Kitではプログラムからviewをaddすることができません。常にストーリーボードとプログラムをセットで動かす必要があります。この辺は割とすぐ変わってくれそうな気がしていますが。
###3. AppleWatchからiPhoneのアプリを起動させられない
iPhoneと連携させたアプリを作るときは直接ではなく、サーバを介したり、App Groupを利用することで連携はできます。
###4. バックグラウンド処理はサポートされていない
バックグラウンドで動くような処理・動作が重い処理はWatch Kitでは実行できません。
###5. 心拍数等のセンサー値は直接取れない
こちらにも書きましたが、センサー値を取るには一度iPhone側のHelth Kitと通信をする必要があります。この辺は早いところ直接取れるようになってほしいですね。Appleさん、お願いします。
###6. キーボードが無い
簡単な応答(スタンプのようなUI)やSiriの利用をApple側も推奨しています。
この辺は新しいUIの提案で解決していきたいポイントですね。
###7. 動画は非対応
パラパラマンガのように写真を繋ぎ合わせて動画のようにすることは可能です。
###8. Digital Crownの処理はできない
公式アプリでは使えるようですが、まだAPIがありません。
###9. 音の操作はできない
アラート音、通知音を含む音楽を鳴らすことができません。
公式アプリではできることも多いので、上記もすぐ対応される可能性はあります。Appleさんのアップデートに期待しましょう。
以上、参考になれば幸いです。