#はじめに
Gitlessはgitの仕組みを簡単にするために作られたCUIツールです。
詳しくはGitless公式サイト(英語)または、gitをシンプルでわかりやすくするツールGitlessの紹介[和訳]をご覧ください。
Gitlessのインストール方法はいくつかあるのですが、今回はHomebrewを利用してインストールします。
また、zshを使っている人はglコマンドが正しく実行できない可能性があるので、その場合はこちらをご覧ください。
#環境
- macOS Sierra 10.12.3
- Homebrew 1.1.10
- zsh 5.2 (x86_64-apple-darwin15.2.0)
#インストール方法
-
Homebrewを更新して、formulaを最新版にする。*1
$ brew update
-
Gitlessをインストールする。
$ brew install gitless
-
インストール完了!
*1 Error: The /usr/local directory is not writable.
と出て、アップデートできない場合、brew update: /usr/local 権限周りの問題=更新で解消を参考にしてください。
#gl initができない!
##問題
さっそくGitlessの練習用のフォルダを作り、gl init
でリポジトリを作成しようとしたところ、次のエラーが発生しました。
$ gl init
fatal: Not a git repository (or any of the parent directories): .git
今からリポジトリを作るのに、"リポジトリ(.git)がない!"と怒られました。
##原因
しょうがないのでhelpを見ようと思いgl -h
を実行したところ、次のメッセージがでました。
$ gl -h
usage: git pull [<options>] [<repository> [<refspec>...]]
.
.
.
どうやらgl
はgit pull
を略したaliasとなっていたみたいですが、私は身に覚えがありません。
調べたところ、zshが標準で設定していたみたいです。
170 alias gl='git pull'
git.plugin.zshより引用
##解決策
.zshrcにaliasを追加しましょう!
alias gl='gl'
もう一度gl init
を実行してみます。
$ gl init
✔ Local repo created in /Users/hoge/foo
こんどこそインストール完了!