gulp導入にあたってLIGさんの技術ブログ、
Gulp.js入門 - コーディングを10倍速くする環境を作る方法まとめ
が分かり易いので参考に進めていきます。
nodeのバージョンはv0.12.7を使用。
##準備
今回のテスト用ディレクトリ構成
gulp_dev
- develop/(開発環境)
-- sass/
--- index.scss - httpdocs/(本番環境)
-- css/
--- index.css
package.json
gulpfile.js
該当ディレクトリに移動
cd gulp_test
package.jsonの作成
npm init
##Gulpのインストール
グローバルにgulpをインストールしていない場合は、下記コマンドにてインストール。
npm install gulp -g
ローカル(プロジェクト内)にgulpをインストール。
npm install gulp --save-dev
package.jsonに記載されたパッケージはnpm install
とコマンドを打てば、一気にインストールされるらしい。これは便利。後ほど試してみよう。
##gulpfile.jsの作成
gulpfile.jsファイルを作成し、タスクを書き込んでいく。
作成場所
gulp_test/gulpfile.js
gulpの呼び出し
var gulp = require('gulp');
##タスクを使ってみよう
sassをコンパイルしてみる。
まずはscssファイルを作成。
css
h1{
color: red;
&:hover{
color: blue;
}
}
gulp-sassをインストール。
npm install gulp-sass --save-dev
gulpfile.jsにsassのタスクを追記
var gulp = require('gulp');
var sass = require('gulp-sass');
gulp.task('sass', function(){
gulp.src('develop/sass/**/*.scss')
.pipe(sass())
.pipe(gulp.dest('httpdocs/css/'));
});
タスクを実行してみる。下記コマンドを実行。
gulp sass
destに指定した、sassの排出先のcssを確認してみる。
下記ファイルが作成されていることが確認できる。
gulp_dev/httpdocs/css/index.css
h1 {
color: red; }
h1:hover {
color: blue; }
cssの記述は、大括弧が変な位置にいるが、後ほどcssbeautifyプラグインで綺麗にするとして、まずはsassタスクの実行には成功。
他のプラグインのインストールは次回以降に順次していく。
##package.jsonからプラグインをインストール
今回インストールしたプラグイン、gulp、gulp-sassがpackage.jsonに記述された状態で、別のディレクトリを作成してインストールしてみる。案件が変わった時に毎回package.jsonを作成するのは面倒なため、デフォルトのgulp環境を作っておくのが目的。
テストディレクトリ
gulp_copy/
今回作成したpackage.jsonをgulp_copy/にコピーし、npm install
を実行。すると、node_modules/ディレクトリが作成される。この状態でgulp sass
コマンドを実行するが、gulpfileがありませんと怒られた。
作成していたgulpfile.jsをgulp_copy/にコピーし、gulp sass
コマンド実行。すると、gulp_copy/develop/sass/index.scssがコンパイルされ、gulp_copy/httpdocs/css/index.cssが作成されていることが確認できた。
要するに、別環境で今までのgulp環境を直ぐに作るために必要なファイルは2つのみ。
- gulfile.js
- package.json
そして、npm install
コマンドを実行すれば、環境の出来上がり。
今回はここまで。