ファイルサーバやSubversionで大量のドキュメントを管理していると、「昔見たあのファイルどこにあったっけ?」「探している資料がすぐ見つからない・・・」ということが起きがちです。
気の利いた解決法はないか探す中でAlfrescoというものを知りました。
使いだすと超便利で、普通のファイルサーバには戻れなくなります。
Alfrescoとは?
- ファイル内全文検索 タグ/コメント プレビュー 履歴管理 ワークフロー機能等のあるファイル共有サーバ
- 正確には、エンタープライズのコンテンツ管理プラットフォームとのこと
- 内部的には、Tomcat + Apache Solr + LibreOffice + DB(PostgreSQL/MySQL)+αという感じ
- 英国のAlfresco社が開発していて、OSSのCommunity版(LGPL v3)と商用のEnterprise版がある
機能の概要は、公式サイトよりもaegifさんのこの資料がわかりやすいです
・「0からわかるAlfresco」http://www.slideshare.net/MoritakaSoma/alfresco20150422
インストール
Linux/Mac/Windows版ともインストーラがあり簡単に導入可能でした
ActiveDirectoryとの認証連携
こちらを参照しました
- http://aegif-labo.blogspot.jp/2012/02/alfrescoldap.html
- http://aegif-labo.blogspot.jp/2014/12/alfresco-50active-directoryntlm-sso.html
はまりポイントとしては、CIFSでのアクセスでは上記のLDAP認証が適用されない点。
(CIFS経由のアクセスの場合にはAlfresco上のユーザーアカウント・パスワードを利用したローカル認証となるよう)
その他
- Web画面以外に、WebDav, FTP, CIFS, REST API, CMIS経由のファイルアクセスが可能
- 未検証ですが、クラウド上とオンプレ上の環境の同期機能があるそう。iPhone/Androidアプリもあり
使ってみた感想
- 良い点
- ファイル内全文検索・タグ付けでファイルが非常に探しやすい
- ドキュメントの参照/更新履歴が可視化されてチームコラボレーションしやすくなる
- 気になる点
- OSS版をカスタマイズしたり大規模で利用する場合には、自力でごりごり頑張る必要がある
RailsやJavaのWebアプリケーションのバックエンドに配置して、ファイル管理・ワークフローサービスとして利用してみるのも面白そうな感じ。