#概要
Macの純正、非純正の充電器を比べてみた。
#目的
不良品によるMacの故障の予防
#経緯
純正の充電器が高いので、非純正を買ったら残念な結果になった。
しかし、購入時はショップの説明欄に「Apple Magsafe2 85W 純正 バルク品」と書いてあった。
安心して購入したら思ったら違ったため徹底的に問い詰めたくなった
#比較方法
純正品と偽る安売り品が10日ほどで充電できなくなった。
怪しいと思ったため、分解して構造の違いを把握した。
#外観の違い
まず重さが違うw
純正品の方が明らかに重く、部品が詰まっている感がある。
取り外しができる先っぽの電源プラグのメーカー名が違う。
偽物にはPSEマークがない
#内部構造の違い
まずはそれぞれの違いがわかる写真をご覧ください。
まず純正品は接着剤で完全に固定されており、開けるのにかなり苦労した。
非純正はペンチで意外と簡単に開いた。
おそらく一回開けてると予想される。
内部においては、純正品は周りを銅で保護されている。
非純正は基盤むき出し。
まじか。。。。。
純正と非純正の部品の数が違いすぎる。
そもそも基盤が違う。
たぶん自分たちで作った基盤に部品を移し替えて、カバーだけ純正品を使って蓋をした構造だ。
非純正は「変圧回路・整流回路・安定化電源回路」の最低限必要なものだけの構造になっているみたい。
純正にしかない部品を調べたが専門家ではないので何を制御している部品かはわからなかった。
もし仮に、加熱保護やシリーズレギュレーターなどの電圧調整装置が抜けているのであれば問題が大きい。
Macの本体に電圧が一定に流れないのであればMac本体が故障する可能性も十分あるから。
充電器については高いが純正を買うべきなのがわかった。
充電器が原因で本体が壊れても保証は当然されない。
裁判をしても元は取れないでしょう。
分解して断線したケーブルの差し替えに挑戦したが、半田付けが必要でハードルが高く断念し、仕方なくAppleストアで新しく充電器を購入した。
その時にサポートセンターの人に聞いてみたが、市販品に対しての知識はない模様。
85Wなら45WのAir、MacbookPro13インチの60Wも両方充電できる。
電圧の大きいもので充電しても流れる電圧は制御されているみたいですね。
ただ45WのAir用でもMacBookPro13、15インチを充電する事は可能。
充電は遅くなるが、故障することはないと言っていた。
純正品に関してはワット数で料金が変わらないので、85Wを購入した方が使い回しができるってことですね。
しかし、非純正は内部構造が違うため、使って本体が壊れる可能性があるのでお勧めできない。
本体も一緒に昇天させられても文句は言えない。
今回僕は「純正」と名乗る安売りの充電器だった。
Yahooショッピングで4100円ほどで売っていた。
他に2000円ほどの商品もあるがもっとひどい構造が想像される。
買ってみて分解してみようかな。
とりあえず販売元に問い合わせたらキャンセル、返金の対応をうけることができた。
ただ、これは購入時に1年保証があったのでその対応での返金処理。
偽物を純正と偽って売っている件に関して問い詰めたところ、仕入れ元に確認して折り返すと言っていた。
日本語が下手な中国人ではあったが「申し訳ございません。ご迷惑をおかけしました。すぐにご返金します。」とやけに対応がいい中国人だった。
好感は持てたが、嘘はだめでしょ。
詐欺で訴えられたら完全に負けな上に、「売った人」が罪に問われますからね。
もしかすると、販売元も仕入れ元に騙されて仕入れた可能性がありますが。
Appleの純正品は非常に精密に作られている事がわかった。
中国人も安い品を提供してくれるのは嬉しいが、儲けたらお終いの商売は今は通用しなくなってることに気づいて欲しい。
本体壊れたら意味ないですからね。
Appleはこういった業者を野放しにしていてはだめ。
ちゃんと取り締まって、純正品を売るようにして生産量をあげ、値段を下げるように努力するべき。
1万円は高いですよね。