学術論文の参考文献欄には、以下のような形で学術論文の情報が列挙されていることが多いかと思います。
森田一, 黒橋禎夫. RNN 言語モデルを用いた日本語形態素解析の実用化. 第 78 回全国大会講演論文集, Vol. 2016, No. 1, pp. 13–14, 2016.
いかにもそれらしい記述ですが、これを自分で書くとなると大変そうです。
そこで、こういった記述を自動的に取得・生成する方法についてまとめます。
#Google Scholar
https://scholar.google.co.jp/schhp?hl=ja
Googleが提供している学術論文検索サイトです。
##情報の取得方法 (平文)
##情報の取得方法 (BibTeX)
学術論文をTeXで執筆する場合、学術論文の情報はBibTeX形式で生成されると便利です。
学術論文の情報をBibTeX形式で欲しい場合には、以下のようにして取得します。
@article{山田寛康2002support,
title={Support Vector Machine を用いた日本語固有表現抽出},
author={山田寛康 and 工藤拓 and 松本裕治 and others},
journal={情報処理学会論文誌},
volume={43},
number={1},
pages={44--53},
year={2002}
}
##Google Scholarボタン
Google Scholarを快適に利用するためのブラウザ向けプラグインです。
- Firefox : https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/google-scholar-button/
- Google Chrome, Vivaldi : https://chrome.google.com/webstore/detail/google-scholar-button/ldipcbpaocekfooobnbcddclnhejkcpn?hl=ja
#情報学広場 (情報処理学会電子図書館)
https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/
情報処理学会が運営している学術論文検索サイトです。
情報系の学術論文でGoogle Scholarを使っても出てこない場合、ここから検索すると出てくることがあります。
##情報の取得方法 (BibTeX)
学術論文をTeXで執筆する場合、学術論文の情報はBibTeX形式で生成されると便利です。
学術論文の情報をBibTeX形式で欲しい場合には、以下のようにして取得します。
- 情報を取得したい学術論文のタイトルをクリックします。
- BibTeXをクリックします。
- 以下のような形で情報が出てきますので、コピーします。
※このままだと日本語で書かれている氏名も欧米式 (名・姓) の表記になってしまうので、姓と名の間のコンマは消すことをおすすめします。
@article{weko_178660_1,
author = "戸田,航史 and 亀井,靖高 and 吉田,則裕",
title = "コードレビュー分析におけるデータクレンジングの影響調査",
journal = "情報処理学会論文誌",
year = "2017",
volume = "58",
number = "4",
pages = "845--854",
month = "apr"
}
#その他のサイト
こちらの記事に載っているサイトの中には、出力に対応しているサイトもありそうな感じがします。
情報系論文の検索サービスメモ - Qiita
#最後に
自分がよく使うサイトについてまとめましたが、他に良いサイトがあればコメント欄で紹介の方よろしくお願いします。