PHPUnitでテストデータが複数のパターンある場合に１つのテストケースで実行する方法

PHPUnitで1つのテストケース（テストメソッド）でテストデータが複数のパターンある場合は、以下のようなコードをよく書きます。

$this->assertTrue($this->isPlus(1));
$this->assertFalse($this->isPlus(0));
$this->assertFalse($this->isPlus(-1));

しかしdataProviderアノテーションを使うと、テストケースとテストデータを以下のように分離することが可能です。

/**
 * isPlusメソッドのテストデータ
 */
function forTestIsPlus(): array {
   return [
       [1, true],
       [0, false],
       [-1, false],
   ]; 
}

/**
 * isPlusメソッドのテスト
 * @dataProvider forTestIsPlus
 */
function testIsPlus($value, $excepted) {
     $this->assertSame($excepted, $this->isPlus($value));
}

ポイントは以下の3点。

• 必要なパターン分だけ、２次元配列で定義
• テストケース（テストメソッド）の引数分だけテストデータの要素が必要
• テストケース（テストメソッド）の引数に対してテストデータの要素数が足りないとエラーになる

参考

PHPUnitのアンチパターンとベストプラクティス