アプリ識別子に別々の文字列をエディターから簡単に設定できるようになった!
Unity 5.6のリリースノートより(現在beta版 5.6f1、多分もうすぐ公開)
Build Pipeline: Added SetApplicationIdentifier and GetApplicationIdentifier methods to PlayerSettings (Edit > Project Settings > Player). These allow you to set the Bundle Identifier (Apple platforms) / Package ID (Android and Tizen) separately for each platform.
と、あるようにUnity 5.6から
- packagename : Androidのアプリ識別子
- bundle identifier : iOSのアプリ識別子
を別々にUnity Editorから設定できるようになりました。(リリースノートによると、Tizenも別々に設定できるようになるようですね。)
いくつかのプロパティも名称変更!
それからApplication
クラスとPlayerSettings
クラスにあった、bundleIdentifier
というプロパティも次のように名前が変わっています。
-
Application.bundleIdentifier
->Application.identifier
(Application.identifier(Unity 5.6 リファレンス)) -
PlayerSettings.bundleIdentifier
->PlayerSettings.applicationIdentifier
(PlayerSettings.applicationIdentifier(Unity 5.6 リファレンス))
何がうれしいのか?
Unity EditorからAndroid・iOSで異なるアプリ識別子設定できるようになったので、Androidでは「_
」を、iOSでは「-
」を含むアプリ識別子を設定できるようになりましたね。
Androidのpackagename
には「-
」を含めることができません。iOSではbundle identifier
では「_
」を含めることができません。
しかしUnity 5.6より前のUnityでは、Androidのpackagename
とiOSのbundle identifier
には、同一の文字列を設定することしかできませんでした。そのため、両プラットフォームに公開するアプリでは、アプリ識別子に-
や_
は使えませんでした。
Unity 5.6から、Unity Editorから素直にプラットフォームごとに別の識別子を設定できるようになったため、-
や_
など片方のプラットフォームでしか使えなかった文字もそれぞれのプラットフォームで使えるようになりました。
(Unity 5.6以前もエディタ拡張使えば、「Androidビルド前に-
を_
に変更する」とかいろいろやりようありましたけどね。)
注意
2017/3/18(土)現在、Unity 5.6 BetaのバージョンがUnity 5.6f1になりました。いつも通りならばUnity 5.6の正式リリースがもう間もなくだと思われます。