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PlayframeworkのActionからscala文法を紐解く

Last updated at Posted at 2013-12-09

scalaはツンデレらしいが多少触っただけではさっぱりデレない。
scalaといえばplayframework。RailsにインスパイアされたEoDなフレームワークのはずだが詰まる詰まる。
主にはscalaの文法的なトコロに?と思ってしまうのだ。
scalaはrubyのようにDSLを書けることを意識しているためか、簡潔に書くための省略形が色々ある。

例えばジェネレーターで作られる以下のコード。

Controller
def index= Action {
    Ok("Hello scala")
}

慣用句として見れば意味はわかる。シンプルだ。

だが、初学者で「とにかくイディオム覚えろ」だとモヤモヤする自分のようなタイプは「意味はわかるんだけど文法的にどういう意味なんだ?」と悩んでしまう。

def index = はまぁ、普通のメソッド定義ということでOK。
よくわからなかったのは Action {...}の構文だ。
これは複数の要素が絡んでいる。

1. コンパニオンオブジェクト

まずActionのソースを見てみよう。

Actionはtraitである。

trait Action[A] extends EssentialAction {

そしてActionはコンパニオンオブジェクトである。

object Action extends ActionBuilder[Request] {
  def invokeBlock[A](request: Request[A], block: (Request[A]) => Future[SimpleResult]) = block(request)
}

ActionBuilderもtraitなのでwithじゃねーの、と思うが一個の場合はextendsで良いらしい。
気持ち悪っ。

2. applyメソッド

ActionBuilderにapplyメソッドが定義されている。

  final def apply(block: R[AnyContent] => Result): Action[AnyContent] = apply(BodyParsers.parse.anyContent)(block)

applyメソッドは特別扱いされていて

Action.apply(hoge)Action(hoge) と書けるようになる。

3. ブロック

rubyと同じく {} で囲ってコードブロックを定義できる。

4. メソッド呼び出しのカッコは省略できる

だそうだ。

以上を総合してControllerのソースをもう一度見てみよう。

Controller
def index= Action {
    Ok("Hello scala")
}
  • Action.apply({Ok("Hello scala")}) の省略形
  • コンパニオンオブジェクトのapplyメソッドをcallしている
  • 引数にブロックを渡している

ということになる。んー覚えること多すぎだな。。。

しかしまだ謎が残っていて、Okの存在だ。
これもコンパニオンオブジェクトのapplyなのはわかる。

これは Results.scalaに定義されている。

val Ok = new Status(OK)

それはいいんだけど気になるのは名前解決のところで、本来的には play.api.mvc.Results のメンバーなのでResults.Ok(...)と書かなきゃいけないのでは?? なんで Ok(...)でいいのかからくりがわからないのであった。。。

あー、Controller.scala見たら分かった。。ControllerがResultsをextendsしてるのか。

Controller.scala
trait Controller extends Results with BodyParsers with HttpProtocol with Status with HeaderNames with ContentTypes with RequestExtractors with Rendering {
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