Tomcat の勉強をするために CentOS7 に Tomcat をインストールしたので、その手順を残しておく。
前提条件
- CentOS-7.0-1406-x86_64-Minimal.iso を仮想マシンにインストール済みとする。
- 基本的なコマンド wget や vim などは yum でインストール済みとする。
- とりあえず動く環境のため、作業はすべて root ユーザーで行う。
- SELinux は無効化済みとする。
JDK のインストール
Oracle から JDK をダウンロードする。
今回は「server-jre-8u31-linux-x64.tar.gz」をダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを WinSCP などで /root にアップロードする(または wget で直接入手する)。
ssh でログインしてアップロードしたファイルを解凍する。
cd /root/
tar xvzf ./server-jre-8u31-linux-x64.tar.gz
解凍したディレクトリを /opt/java/ に移動する。
mkdir /opt/java/
mv ./jdk1.8.0_31/ /opt/java/
環境変数の設定
Tomcat をインストールするには環境変数 JAVA_HOME を設定する必要がある。
export JAVA_HOME=/opt/java/jdk1.8.0_31/
これだとログアウトするたびに設定が必要になるので、毎回それが面倒であれば ~/.bash_profile に上記のコマンドを追加すると良いかもしれない。追加後はログインし直す。
Tomcat のインストール
今回は「apache-tomcat-8.0.17.tar.gz」をインストールする。
ダウンロードしたファイルを WinSCP などで /root にアップロードする。
ssh でログインしてアップロードしたファイルを解凍する。
cd /root/
tar xvzf ./apache-tomcat-8.0.17.tar.gz
解凍したディレクトリを /opt/tomcat/ に移動する。
mkdir /opt/tomcat/
mv ./apache-tomcat-8.0.17 /opt/tomcat/
Tomcat を起動する。
cd /opt/tomcat/apache-tomcat-8.0.17/bin/
sh ./startup.sh
Firewalld の設定
Tomcat を起動できても、仮想マシン外部から tcp 8080 ポートにはアクセスできない。このため、tcp 8080 ポートを開ける必要がある。
以下のディレクトリに tomcat.xml を作成する。
vim /etc/firewalld/services/tomcat.xml
tomcat.xml の中身は以下のような感じ。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<service>
<short>Tomcat (HTTP)</short>
<description>Tomcat HTTP Server.</description>
<port protocol="tcp" port="8080"/>
</service>
このファイルを firewalld に読み込ませてサービスを再起動すれば良い。
firewall-cmd --permanent --add-service=tomcat
systemctl restart firewalld.service
以下のコマンドを実行し、その結果の services に tomcat が追加されてればOK。
firewall-cmd --list-all
今後について
Tomcat を自動起動する設定を記載したい。