会社概要
臨床検査機器やソフトウェアの開発・製造・販売
ここ数年増収増益続きの優良企業
海外売上比率が80%以上(クラウド利用の伏線)
インフラ環境への期待
- グローバル24/7サポート
- 迅速な対応
- セキュリティ
クラウドへの取り組み
- セキュリティガイドラインの動向把握
- セキュリティポリシー作成
- クラウドサービス評価表の作成
結構慎重派
AWSへの評価
- マーケットリーダー
- コミュニティの存在
- ユーザーの声を反映
特にコミュニティが活発なことが高評価
ケーススタディ
品質苦情情報管理システムプロジェクト
重篤なインシデントなら行政に報告する必要があるなど、ややこしいワークフロー
インフラ選択への考察
- システムアーキテクチャ
- 要求される稼働率
- 長期的な記録保存(最低15年)
医療業界でのシステム構築上の注意点
- 薬機法を遵守(バリデーション)
- 意図する用途への適用
- 開発・運用の適切な管理
- 計画・活動の文書記録
- コンピュータ化システム適正管理ガイドライン
クラウド導入支援パートナー
- NTT docomo ドコモ・クラウド パッケージ
- Class Method 日本に5社だけのプラチナパートナー
- Hitachi,Feeler System バリデーション文書作成の支援
活動の振り返り
- インスタンスの調達 めっさ早い
- 運用管理 第三者認証の理解と活用
- 検証作業の労力 まだクラウドフォーメーションをログとするのはハードルが高い
今後に向けて提言・展望
- 要件を踏まえてオンプレかクラウドかは慎重に考察
- コミュニティへの参加 知見の共有
- 引き続きAWSには頑張って欲しい
個人的所感
めっちゃ早口やった...
医療機器というこれまたセキュリティに厳しそうな業界の事例が聞けたのは嬉しいところ。
環境構築を自動化して、コードをドキュメントとしたいところは完全に同意(クラウドフォーメーション上手く使えないけど)。AnsibleとかPuppetとかの思想がより広い範囲に広がってきた感じでしょうか。
コードをそのまま環境構築のドキュメントとみなすというのは他業界にはまだまだハードルが高そうだけど、まずはIT界隈の中で推進していきたいところ。「自動化してコードを残せばそれがドキュメントになる」っていうのは良い文化だと思う。