1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

ChefのService Resourceで起動スクリプトのstatusコマンドに返り値が無くてうまく動かない時の対処法

Last updated at Posted at 2015-05-28

説明

概要

ChefのService Resourceでは、冪等性を担保するために/sbin/service <service-name> statusみたいなコマンドを使って現在のServiceの状態を取得する場合があります。1

具体的には、コマンドの終了コードが0だと起動、それ以外だと未起動と判定されます。

となると、ここでそのstatusコマンドが終了コードを返さなかったり、おかしなコードを返すことがうまく動かないということになるのですが、そういったケースはたまにあります。特にRHELファミリー。。。2

具体的にどういった時に起きうるのか

デフォルトでは、起動中のプロセスの中から指定されたサービス名を探して判定されますが、以下の様な記述をしているとstatusコマンドが使用されます。

service "hoge" do
  supports :status => true
end

Webのサンプルコードなんかでも指定しているものが散見されるので、特に意識せず指定しちゃっている場合もあるかもしれません。

ただし、RHELファミリーに限ってはデフォルトで:status => trueになっています(なんでや!)3

対処法

終了コードはちゃんと返すよう起動スクリプトを修正する

一番真っ当な対処法ですね。
ですが、パッケージインストールしたものだったりすると、パッチや修正依頼を送って待つにも時間かかるし
面倒だしで現実的ではないこともあります。

statusコマンドを使わせない

以下のように書きましょう。

service "hoge" do
  supports :status => false
end

起動確認用のコマンドを置き換える

例えば、デフォルトの挙動だとサービス名が含まれるプロセスが別にあったりする4とうまく動かないことが予想されます。そういった場合に、起動確認用のコマンドを置き換えることができます。

service "hoge" do
  status_command 'hoge piyo'
end

最後に

この件に関しては、対処法もそうなんですが、そもそもとして以下を気をつけたほうが良いと思います。

  • suportsを指定する場合、本当にそれが使えるコマンドか確認する
  • RHELファミリーに限ってはデフォルトで:status => true

ということで、久々にけっこうハマったので書き留めておきました。

  1. https://github.com/chef/chef/blob/master/lib/chef/provider/service/simple.rbdetermine_current_statusメソッド参照

  2. RedHatとかCentOSとかAmazon Linuxとか

  3. https://docs.chef.io/resource_service.html (Attribute -> supportsの最後の方に「Default value: { :restart => false, :reload => false, :status => false } for all platforms (except for the Red Hat platform family, which defaults to { :restart => false, :reload => false, :status => true }.)」って書いてる・・・)

  4. マッチに使用するservice_nameを厳密に指定するという方法もあります

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?