とりあえず自分がハマった問題のメモ。

経緯

今までCoronaSDKでAndroidアプリを作成していた
ある時MacOSXを再インストールして開発環境をイチから再構築した。
その後、CoronaSDKでアプリのアップデートを作成して公開した
しかし、古いAndroid端末（Android4.0）でインストールエラー103が出るとの報告がきた。

原因の推測

OSX El Capitanをクリーンインストールした時にJava1.7をインストールしていた。古いAndroidをサポートするためにはJava1.6でビルドしないと問題になることが多いっぽい。

対応１

とりあえずJava1.6にダウングレードすることにした。

1.まず、以下のページを参考にJava1.7以降をアンインストール
https://machow2.com/how-to-uninstall-java-from-el-capitan/

OSX_Terminal

$sudo rm -fr /Library/Internet\ Plug-Ins/JavaAppletPlugin.plugin
$sudo rm -fr /Library/PreferencePanes/JavaControlPanel.prefpane

$sudo rm -fr /System/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk1.x.x_xx.jdk
or
$sudo rm -rf /Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk1.x.x_xx.jdk

2.次に、以下からOSX用のJava1.6をダウンロードしてインストール
https://support.apple.com/kb/dl1572?locale=en_US

これで解決すると思ったら・・・

Android build failed (256)！？

CoronaSDKでリリース用のAndroid用ビルドをしようとしたところ「Android build failed (256)」が発生。Corona Terminalのログを見るとどうやら「jarsigner returned: 1」が原因らしい。いろいろ調べたところ、jarsignerは1.6と1.7以降で処理が違うらしく、この辺の処理を考慮する必要があるらしい。

対応２

いろいろ試行錯誤した結果、以下の手順でエラーが消えた・・・？

Corona SimulatorでAndroid用ビルドをするときにbrowseボタンからkeystoreを再度選択。
パスワードを入力
ビルド

なんだかよくわかりませんがパスワードを入力した時のJDKとビルドをするときのJDKのバージョンが異なるとjarsignerがうまく動かないっぽいです。なので、JDKを変更した時は一度keystoreを再選択してパスワードを入力し直しましょう。たぶん。

対応３

上記でOKかとおもいきや、いつの間にかエラー256が復活するようになり、今度はパスワードを入れなおしてもうまくいかない現象に当たりました・・・。

jarsignerがエラーを返すというのまでは同じなので、Corona Simulatorが呼んでいるビルドスクリプトを少し追ってみました。自分の場合は、どうもkeysotoreで使用した暗号化アルゴリズムとbuild.xmlで指定しているアルゴリズムが異なるのが問題っぽいです。JDK1.7のjarsignerだとこの辺を上手く捌いてくれるっぽいのですが、JDK1.6だとなんかエラーになるっぽい？でも昔は上手くビルドできてたような気がするのだが・・・謎。

$keytool -v -list -keystore <アプリのキーストアファイル名>
（略）
     署名アルゴリズム名: SHA1withDSA

build.xml

/Applications/CoronaSDK/Corona Simulator.app/Contents/Resources/build.xml

        <exec executable="jarsigner"
              dir="${TEMP_DIR}"
              failonerror="false"
              resultproperty="sign.apk.via.command.line.result">
            <arg value="-signedjar"/>
            <arg value="${APK_APP_NAME}-signed.apk"/>
            <arg value="-keystore"/>
            <arg value="${KS}"/>
            <arg value="-storepass"/>
            <arg value="${KP}"/>
            <arg value="-sigalg"/>
            <arg value="MD5withRSA"/> <!-- ここ -->
            <arg value="-digestalg"/>
            <arg value="SHA1"/>
            <arg value="${APK_APP_NAME}-unsigned.apk"/>
            <arg value="${KA}"/>
        </exec>

とりあえず、いいのかどうかわかりませんが、上記build.xmlの-sigalgの引数を署名アルゴリズム名と同じにしてみました（自分の場合はSHA1withDSAで）。そうしたところようやくエラーも消え、古いAndroidでも動くようになりました。ただし、Corona Simulatorではなく、Corona Terminalでないとなぜか上手くいきません・・・。まあ、でも動いたからいいや。ふぅ。

Corona SDKでAndroid用ビルドをした時にインストールエラー103が出た時の対応

経緯

原因の推測

対応１

Android build failed (256)！？

対応２

対応３