前回に引き続き、taxii serverを試してみる。
今回は、services とcollectionsの設定を確認する。
- services の設定
設定ファイルの中身を見ていこうと思う。
設定ファイルは、 examples/services.yml
を参考にする。
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inbox
設定 説明 id: inbox サービスの名前を指す
任意の名称に変更可能type: inbox taxiiサーバ上でどの種類のサービスを受け持つかを記載する
- inbox: サーバにデータを投稿する際に受け入れるaddress: /services/inbox どのURLでクライアントからのレスポンスを受けるかを指定する description: Custom Inbox Service Description サービスの説明 destination_collection_required: yes 宛先となるcollectionが必要か否かを指定する(yes/no) accept_all_content: yes 全てのコンテンツにアクセス可能か指定する(yes/no) authentication_required: yes 認証が必要か否かを指定する(yes/no)
認証する場合、鍵認証か、ID/Passを指定するprotocol_bindings:
- urn:taxii.mitre.org:protocol:http:1.0サーバにアクセスするプロトコルを指定する -
discovery
設定 説明 id: discovery サービスの名前を指す
任意の名称に変更可能type: discovery taxiiサーバ上でどの種類のサービスを受け持つかを記載する
- DISCOVERY: サーバがどのようなサービス(機能)を参照するaddress: /services/discovery どのURLでクライアントからのレスポンスを受けるかを指定する description: Custom Discovery Service description サービスの説明 advertised_services:
- inbox
- discovery
- collection_management
- pollクライアントがどのサービスを利用可能か指定する protocol_bindings:
- urn:taxii.mitre.org:protocol:http:1.0
- urn:taxii.mitre.org:protocol:https:1.0サーバにアクセスするプロトコルを指定する -
collection_management
設定 説明 id: collection_management サービスの名前を指す
任意の名称に変更可能type: collection_management taxiiサーバ上でどの種類のサービスを受け持つかを記載する
- COLLECTION_MANAGEMENT: サーバが提供するデータフィードを参照するaddress: /services/collection-management どのURLでクライアントからのレスポンスを受けるかを指定する description: Custom Collection Management Service description サービスの説明 protocol_bindings:
- urn:taxii.mitre.org:protocol:http:1.0
- urn:taxii.mitre.org:protocol:https:1.0サーバにアクセスするプロトコルを指定する -
poll
設定 説明 id: poll サービスの名前を指す
任意の名称に変更可能type: poll taxiiサーバ上でどの種類のサービスを受け持つかを記載する
- POLL: サーバに蓄積されたデータを参照するaddress: /services/poll どのURLでクライアントからのレスポンスを受けるかを指定する description: Custom Poll Service description サービスの説明 subscription_required: no (まだ内容が理解できてません)(yes/no) max_result_count: 100 クライアントに渡すデータの最大数を指定する max_result_size: 10 クライアントに渡す最大データサイズを指定する protocol_bindings:
- urn:taxii.mitre.org:protocol:http:1.0サーバにアクセスするプロトコルを指定する # opentaxii-create-services -c examples/services.yml
本コマンドにて、serviceが作成される。
修正する場合も本コマンドを実行することで修正される。
- collections の設定
設定ファイルは、 examples/collections.yml
を参考にする。
設定 | 説明 |
---|---|
name: collection | collection の名前 |
available: true | 利用可能か否か(true/false) |
accept_all_content: true | 全てのデータにアクセス可能か否か(true/false) |
type: DATA_SET | collectionでのデータの取り扱い(DATA_SET/DATA_FEED) |
service_ids: - inbox - collection_management - poll |
適用するサービス |
supported_content: - urn:stix.mitre.org:xml:1.1.1 - urn:custom.bindings.com:json:0.0.1 |
投稿コンテンツがサポートする形式 |
# opentaxii-create-collections -c examples/collections.yml
本コマンドにて、collectionが作成される。
修正する場合も本コマンドを実行することで修正される。
次回は、サーバを本番環境として立ち上げる設定を確認したいと思います。
参照サイト
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OpenTAXII http://www.opentaxii.org/en/stable/
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EclecticIQ/OpenTAXII https://github.com/EclecticIQ/OpenTAXII