Rubyといえば動的型付け言語なので、IDEサポートがほとんど皆無です。
それはしょうがないんですが、やはりIDEサポートはけっこうなアドバンテージに思うわけで。
例えばC#+Visual Studioは素晴らしいです。膨大なBCLも、IntelliSenseがあると結構なんとかなったりします。
もちろんruby環境にも補完機能がないわけではないですが、やはり弱いです。
なのでどうしてもtypo→エラー→ググるというプロセスをよく歩んでしまいます。
そこでpryですよ
pryはirb(rubyの標準インタプリタ)の上位版です。
irbで出来ることはpryでも大抵は可能です。
pryにはシンタックスハイライト機能とかもありますが、一番はlsコマンドとcdコマンドです。
例えば適当なstringオブジェクトをlsしてみると
"hello pry!"
オブジェクトのメソッドが一覧されます。
また、同じstringオブジェクトの中に入ってみます。
同じlsでも内容が変わってますね。そう、lsの内容が先ほどのls "hello pry!"
と同じ内容になりました。
つまり、cdで中に入ったわけです。
しかし、メソッドだけわかったところであまり旨くないですね。
pryは?
コマンドでドキュメントを、$コマンドで定義元のコードを見ることができます。
また、pryのlsは--grepオプションで正規表現でgrep可能です。
最後に、pry内で.の後にシェルコマンドが使えます。
また、railsを使う際も、pryならrailsの独自拡張メソッドを全てドキュメントとソースを一緒に見れます。
railsでpryを使うには以下をGemfileに書いてbundle install
するだけです。
rails console
がirbでなくpryで起動します。
group :development, :test do
gem 'pry-rails'
gem 'pry-doc'
end
Enjoy Cording!