ServiceNowインスタンスのバージョンには、ABC順に名付けられた大きなバージョン(HelsinkiやIstanbulなど)と、その中の小さなバージョン(Istanbul Patch1やIstanbul Patch6など)がある。
大きなバージョンはファミリー(Family)と呼ばれており、ファミリーが変わるアップデートをアップグレード、ファミリーが変わらないアップデートをパッチと言う。
本記事ではServiceNow開発者向けインスタンスのアップグレードを扱う。
開発者向けインスタンスではあまり気にすること無くアップグレードしても良いとは思うが、色々スクリプトを組んだアプリケーションを開発しているのであればしっかりチェックしつつ行うことを推奨する。
(実環境での手順はこちらのサイトが参考になる)
インスタンスのビルドタイプはIstanbul。
パッチに関しては次の記事に記載している。
1. リリースノートを確認する
公式が出しているリリースノートを確認し、既存の実装に影響がないことを確認する。
URL(2017年6月時点):https://docs.servicenow.com/
Features and changes by productには変更点などが載っている。
2. アップグレードの手順を確認する
公式がアップグレード計画のチェックリストを出しているので、確認する。
リリースノートから**Upgrade to <Family Name>
**を開く。
Upgrade planning checklistを開く。
チェックリストを元に、インスタンスアップグレード計画を練る。
3. アップグレードを行う
ServiceNow Developersのインスタンスページを開く(要ログイン)
Action -> **Upgrade to <Instance Name>
**を選択する。
確認メッセージが表示されるので「YES」ボタンをクリックする。
プラットフォームのアップグレードが完了するとプラグインのロードなどが行われる。このときはログインができる。
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参考サイト
『ServiceNow Wiki』
http://wiki.servicenow.com/
『ServiceNow jakarta Release Notes』
https://docs.servicenow.com/bundle/jakarta-release-notes/page/release-notes/jakarta-release-notes.html
『Skip the Line – Upgrade to Istanbul Sooner』
https://express.servicenow.com/support/skip-line-upgrade-istanbul-sooner/