Google Play Services 9.0.0 の内容はこのブログ記事にありますが、一方でアップデートの手順は少し複雑です。公式のブログ記事にもドキュメントにも、アップデートの手順について触れているものは無いようですので、ここに纏めておきます。
dependencies
の更新
まずはdependencies
を更新します。最新は 9.0.0 です。SDK が正しくセットアップされていれば、AndroidStudio が警告を出してくれるはずです。
module/build.gradle
dependencies {
compile 'com.google.android.gms:play-services-fitness:9.0.0'
// ... 依存している play-services-xxx をすべて 9.0.0 にする
}
ただしこれを行っただけでは、ビルド時に以下のようなエラーが出る事があります。
Error:Failed to resolve: com.google.android.gms:play-services-measurement:9.0.0
この場合次の手順を実行します。
classpath
の更新
プロジェクトのトップレベルにあるbuild.gradle
の、ビルドスクリプトの依存関係を以下のように更新します。
build.gradle
buildscript {
dependencies {
// 3.0.0 が出ているので更新する
classpath 'com.google.gms:google-services:3.0.0'
}
}
この状態でビルドすると、エラーメッセージが以下のように変化します。
Missing api_key/current_key object
新しいgoogle-services.json
を配置する
このページから、新しいgoogle-services.json
を発行し、アプリケーションのモジュール配下に設置します。
このとき、GCM は必ず有効にしておきます。