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MongoDBAdvent Calendar 2014

Day 10

AWSでmongoを動かしてみる(AutoScale対応)

Last updated at Posted at 2014-12-09

AWSでmongoを動かしてみる(AutoScale対応)

Advent Calendar2014ということで、mongoの枠が余ってたので書いてみることにした。他の人達がシャーディングがどうこう言っている中で、1人だけ超初心者投稿だけど頑張る。

今回作ったサンプルのレポジトリ
https://github.com/KeitaMoromizato/mongosample

前置き

取り急ぎAWSでmongoを動かしてみたいときは普通にインスタンスにmongoをインストールすればいい。ただしそれだとAutoScaleした時に困る。インスタンスがそれぞれ別のDBを見ていたらデータがおかしな事になってしまうから。
RDBMSなら、AWSにはRDSという便利なサービスがあってDBサーバだけ切り出すことができる。AutoScaleしたインスタンスはそれぞれ同じRDSを見に行けばいい。mongoにはそれが無い。

そんなときはインスタンスをもう一つ立ち上げるのです。

アプリケーションインスタンスを作る

プログラムを走らせるために、AWSのElasticBeanstalkでアプリケーションインスタンスを作る。

1.アプリケーション名を適当に設定

1.png

2.sails.jsを使うのでnode.jsのWebServer

2.png

3.環境名を指定

4.png

4.RDSはいらない

5.png

5.カギとかもろもろ設定してLaunch!

mongoインスタンスを作る

1.とりあえずのAmazon Linuxで

9.png

2.色々設定してLaunch!

3.名前がついてなかったのでEC2コンソールからmongoインスタンスに名前を付ける

13.png

4.mongoインスタンスのSecurityGroupを確認(リンクを飛ぶ)

15.png

5.mongoインスタンスのSecurityGroupのInboundでmongo用ポートを開放

20.png

OK!

mongoインスタンスの設定

mongo用インスタンスにsshログイン、mongoの設定をしていく。
まずはインストールのためのレポジトリ追加。以下のファイルを作成する。

$ sudo vim /etc/yum.repos.d/10gen.repo
/etc/yum.repos.d/10gen.repo
[10gen]
name=10gen Repository
baseurl=http://downloads-distro.mongodb.org/repo/redhat/os/x86_64
gpgcheck=0
enabled=1

インストールが完了したら起動する前に、重要な設定を変更します。mongoの設定ファイル/etc/mongod.confにてbind_ip=127.0.0.1をコメントアウト。これがあるとlocalhostからのアクセスしか受け付けないので大変です。

vim /etc/mongod.conf

# bind_ip=127.0.0.1

設定が完了したらサービスを開始。

$ service mongod start

アプリケーションインスタンスとmongoインスタンスの接続

Sails.jsでサンプルプログラム作成

最近自分の中でSails.jsブームが来ているのでサンプルはSailsで。アプリケーションを作ります。

$ sails new mongosample

mongoを使いたいのでmongoモジュールをインストール。

$ npm install sails-mongo --save

Production環境を認識するための環境変数定義。

.ebextensions/00environment.config
option_settings:
  - option_name: NODE_ENV
    value: production

connection.jsにmongoの設定を記述。mongoインスタンスのIPアドレスを設定。

config/connection.js
module.exports.connections = {
  //省略

  someMongodbServer: {
    adapter: 'sails-mongo',
    host: process.env.NODE_ENV === "production" ? 'xx.xx.xx.xx' : 'localhost',
    port: 27017,
  },

  //省略
}

上で書いた設定を使いますよという命令をmodels.jsに記述。これでSails.jsのmongo設定は完了。

config/models.js
module.exports.models = {
  connection: 'someMongodbServer',
  migrate: 'alter'
};

超適当にAPIを作る。

$ sails generate api Hoge

もっと適当にViewを作る。

views/homepage.ejs
<form method="post" action="/hoge">
<p><input type="text" name="text" size="50"></p>
<p><input type="submit" value="送信する"></p>
</form>

実行

AWSコンソールからアプリケーションにアクセス。適当にメッセージを入力して「送信」

17.png

レスポンスがちゃんと返ってきたら、mongoインスタンスにsshで接続して確認。データが保存されてたら成功!

18.png

注意点

今回はとりあえず動かしてみた、というレベルなので実運用の時には気をつけること。

  • mongoインスタンスにしているEC2は何かの拍子にリブートすると真っさらになります。mongoをインストール/設定した段階で、AMI(イメージ)を作成し、リブート後もそのイメージから再生できるようにしましょう。
  • 同様に、mongoDBのデータも消えるので実際はS3とかに保存するか定期バックアップを取るべき。
  • mongoインスタンスのSecurityGroupの設定でIPをすべて許可しているので、これはアプリケーションインスタンスからに限定する。ELB(ロードバランサ)のIPにしたらたぶんOK
  • デフォルトではmongoのUserName/Passwordが設定されていないので設定しましょう。
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