Apache mod_spdy のインストール
ここに書かれている通りで基本的には入ります。
https://code.google.com/p/mod-spdy/wiki/GettingStarted
Ubuntu でやるのが色々捗ると思います。
依存のインストール
Ubuntu の場合です。
$ sudo apt-get install subversion curl g++ apache2 patch binutils make devscripts
depot_tools のインストール
Google の Chrome 周りの開発に使われているツール群です。
この中の gclient を使うのでインストールします。
無くても、普通の svn コマンドで代用できると思いますが、
インストールと言っても git clone してパスを通すだけなので、
そんなに敷居は高くないと思います。
$ git clone https://chromium.googlesource.com/chromium/tools/depot_tools.git
コードの取得
mod_spdy のコードを取得します。
ここで gclient を使っています。
$ mkdir mod_spdy
$ cd mod_spdy
$ gclient config "http://mod-spdy.googlecode.com/svn/tags/current/src"
$ gclient sync --force
$ cd src
mod_ssl の npn サポートビルド
SPDY では NPN が必要なので、それを有効にした mod_ssl をビルドします。
スクリプトが用意されているので、それを叩くだけです。
Open SSL をビルドしているので、少し時間がかかります。
$ ./build_modssl_with_npn.sh
mod_ssl のインストール
ビルド結果の mod_ssl.so を配置して有効にします。
$ sudo cp mod_ssl.so /usr/lib/apache2/modules
$ sudo a2enmod ssl
mod_ssl の証明書設定
証明書の作成と設定をします。
ここで行っているのはいわゆるオレオレ証明書なので、あくまでテスト用です。
$ sudo apt-get install ssl-cert
$ make-ssl-cert /usr/share/ssl-cert/ssleay.cnf /tmp/selfsigned.crt
# host 名を入れます。テスト用途なら localhost で OK
$ sudo mkdir /etc/apache2/ssl
$ sudo mv /tmp/selfsigned.crt /etc/apache2/ssl
$ sudo emacs /etc/apache2/sites-available/default-ssl # Any editor is fine here.
# 1. SSLCertificateFile の証明書のパスを作成したものに変更します。 SSLCertificateFile /etc/apache2/ssl/selfsigned.crt
# 2. 続く SSLCertificateKeyFile の行をコメントアウトします。
$ sudo a2ensite default-ssl
mod_ssl の確認
リスタートします。エラーがでなければ最後に done と表示されます。
$ sudo /etc/init.d/apache2 restart
restart でエラー
こんなのが出たら。
$ sudo /etc/init.d/apache2 restart
* Restarting web server apache2
... waiting apache2: Could not reliably determine the server's fully qualified domain name, using 127.0.1.1 for ServerName
/etc/apache2/httpd.conf に下記の一行を追加
ServerName localhost
restart に成功したら https://localhost にアクセスするとデフォルトページが表示されます。