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golang パッケージについてざっくり理解する。

Last updated at Posted at 2016-08-14

Goにおいてのパッケージとは

モジュール性、カプセル化、分離されたコンパイル、再利用をサポートするものです。
それぞれの言葉の意味を掘り下げるとすごい長くなるので、ざっくり言うと、
機能を分離して、ごちゃごちゃな状態にするのをやめよう。そして、必要最低限の公開範囲にしよう。という感じです。

それぞれのパッケージ同士の公開範囲の設定(export)

個々のパッケージはその宣言に対して名前空間としての機能を果たします。
例として以下のようなものを考えてみました。
足し算パッケージ「add」と引き算パッケージ「sub」があるとします。それぞれに識別子の答えを出す「Ans」があるとします。もし、パッケージ外から識別子が参照するこの関数を指定する時には、明示的に以下のように修飾しなければいけません。

package
add.Ans
sub.Ans

また、パッケージでは、どの名前がパッケージの外から見えるを制御することができます。
これはとても簡単で、上記に例として書いたAnsは識別次の最初の文字が大文字なので、外部から参照が可能ということになります。

package
Ans		// 外部から参照できる
ans		// 隠蔽されているので、見えない

インポート(import)

次に実際にインポートする例を書いてみると、先程はバラバラになっていた。「Add」と「Sub」パッケージをもし統合したとして、大きな枠の「calc」という計算パッケージがあり、その中に識別子として「Add」と「Sub」に紐づく計算関数があるとします。ディレクトリ構成は以下のような想定とします。

test
|----calc/calc.go
|
|----main.go
 

calc/calc.go
package calc

func Add(atai1 int, atai2 int) int {
	return atai1 + atai2
}

func sub(atai1 int, atai2 int) int {
	return atai1 - atai2
}

main.go
package main

import (
	"./calc"	// calcパッケージ
	"fmt"
)

func main() {
	fmt.Println(calc.Add(1, 2))	// 成功
	fmt.Println(calc.sub(1, 2))	// 失敗
}

上記のように、別パッケージであってもimportをした上でアクセスが許容されたものは、外部からでも参照することができます。逆に「sub」のように、大文字始まりでないものはアクセスが許容されません。
ここでいくつかポイントがあるので、箇条書きします。

  • calcパッケージ内では、Addからsubの参照は可能です。
  • calcパッケージではimportされていないfmtという出力系をまとめたパッケージはimportされていないが、import先でfmtを使うことが出来る。

注意点としては、importしたのにそのpackageが使用されていない場合はエラーとなります。
手作業でimportするのが面倒なあなた!goimportsを調べれば幸せになれます。
ちなみに、importするパッケージ名が長かったり、競合が発生する場合は別名していもできます。

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