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/etc/sysctl.conf 覚書

Last updated at Posted at 2016-10-04

/etc/sysctl.conf のコメント行の日本語訳。

/etc/sysctl.conf

システム変数を設定する為の設定ファイルです。

ここに掲載されていないシステム変数については
/etc/sysctl.d/ を参照してください。
詳細は sysctl.conf(5) を参照してください。

kernel.domainname = example.com

コンソール上で低レベルのメッセージを停止します。

kernel.printk = 3 4 1 3

netbase において事前に検索される機能

なりすまし保護(リバースパスフィルタ)を有効にします。
なりすまし攻撃を防ぐ為にすべてのインターフェイスにおいて
送信元アドレス検証をオンにします。

net.ipv4.conf.default.rp_filter = 1
net.ipv4.conf.all.rp_filter = 1

TCP/IP SYN cookie を有効にします

注: これは IPv6 TCP セッションにも影響を与える可能性があります。

net.ipv4.tcp_syncookies = 1

IPv4 パケット転送を有効にします。

net.ipv4.ip_forward = 1

IPv6 パケット転送を有効にします。
このオプションを有効にすると、ホストのルーター通知に基づく
ステートレスアドレス自動設定が無効になります。

net.ipv6.conf.all.forwarding = 1

任意の設定

以下の設定はホストのネットワークセキュリティと、
リダイレクションを介したなりすまし攻撃や中間者攻撃を含む、
いくつかのネットワーク攻撃に対する防御を向上させることができます。
ただし一部のネットワーク環境では、これらの設定を無効にする必要があります。
確認のうえ必要に応じて有効にしてください。

ICMP リダイレクトを無視します(MITM 攻撃を防ぎます)

net.ipv4.conf.all.accept_redirects = 0
net.ipv6.conf.all.accept_redirects = 0

ゲートウェイリストにデフォルトで列記されているゲートウェイに対してのみ
ICMP リダイレクトの受信を許可します。(デフォルトで有効)

net.ipv4.conf.all.secure_redirects = 1

ICMP リダイレクトを送信しません(当該端末はルーターではありません)

net.ipv4.conf.all.send_redirects = 0

IP ソースルートパケットを無視します(当該端末はルータではありません)

net.ipv4.conf.all.accept_source_route = 0
net.ipv6.conf.all.accept_source_route = 0

あり得ないパケット(不審なパケット?)を記録します。

net.ipv4.conf.all.log_martians = 1

マジックシステムリクエストキー

  • 0 = 無効
  • 1 = すべて有効

Debian カーネルはこれを 0 に設定します。(キーを無効にします)
0 以外の値を指定した場合の動作については sysrq.txt を参照してください。

kernel.sysrq = 1

保護されたリンク

特定の条件下でリンクを作成または追跡しないように保護します。
Debian カーネルは両方とも 1 (制限あり)に設定されています。
fs.txt を参照してください。

fs.protected_hardlinks = 0
fs.protected_symlinks = 0
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