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Raspberry Pi Zeroにカメラユニットを繋いで表示させる

Last updated at Posted at 2016-06-08

事前の準備として、Raspberry Pi Zeroを購入するわけであるが、その場合、カメラユニットが付けられる後期型を購入すること。
カメラユニットに関しては、現在販売してるカメラユニットはあくまでPi用なので、別途Zero用のケーブルを購入しなければならない。
以下の販売サイトのURLを書いておくので参考にしてほしい。

また、Zero用のUSB+EatherNet Hubもお奨めである。

ZeroはPi3とは違い、はじめるのがまずは面倒臭い。特に本体にネット関連のモジュールがないので、そういうものをまずは買うところからはじめなければならず、1つでもないとはじめるのが大変なので、買い忘れがないようにしたい。

カメラユニットの認識

カメラユニットの認識はそれほど難しくはない。
基本的には、次のようにRaspberryのコンフィグでカメラユニットを認識さればいいだけだ。

$ sudo raspi-config 

Configが立ち上がったら6番にある6 Enable Cameraを選択して、Enableにするだけだ。
後は、リブートを行えば、カメラが認識するようになる。

まずは試し打ち

カメラが認識したかどうか下記のコマンドを実行してみる。

raspistill -o test.jpg

撮影してみるとわかると思うが、カメラユニットをマウントして撮ると像が逆さまになっているはずである。
その場合、下記のコマンドで像を反転することができる。

raspistill -vf -hf -o cam2.jpg

これで画像が反転してはずである。

Motion-MMALを使う

Motion-MMALは簡単に言えば監視カメラソフトである。
特にRaspberry Piでカメラユニットを利用する場合、大概はこのソフトを使うが、最近のRaspberry PiのOSだとこれが正しく使えないことがあるようで、実は私もはまってしまった。
今回は、ハードウェアエンジニアの備忘録が紹介している方法で、このMotion-MMALを使ってみようと思う。

Motion-MMALのInstall

Motion-MMALのInstall方法はそれほど難しくない。
下記の通り行えば、誰でもInstallできるだろう。
まずは必要となるライブラリをapt-getでInstallする。

$sudo apt-get install -y libjpeg-dev libavformat56 libavformat-dev libavcodec56 libavcodec-dev libavutil54 libavutil-dev libc6-dev zlib1g-dev libmysqlclient18 libmysqlclient-dev libpq5 libpq-dev

次にMotion-MMALのInstallを行う。
Installといっても、wgetで落としてきて解凍するだけだが。

$ mkdir motion
$ cd motion
$ wget https://www.dropbox.com/s/6ruqgv1h65zufr6/motion-mmal-lowflyerUK-20151114.tar.gz
$ tar -zxvf motion-mmal-lowflyerUK-20151114.tar.gz

後は、次のようにコマンドを入力する。

./motion -c motion-mmalcam-both.conf

後は、ZeroのIPアドレス:8081にウェブブラウザからアクセスすれば、Webブラウザからカメラ映像が見ることができるはずだ。

Motion-MMALの画像が反転してる場合

raspistillの時もそうだが、カメラユニットを標準のマウントで表示する場合、カメラ映像が逆さまになっているはずだ。
流石にこのままだと使いづらいので、motion-mmalcam-both.confの設定をいじることにする。
まずは、motion-mmalcam-both.confを適当なエディタで開く。

$ vi motion-mmalcam-both.conf

次に、rotateを検査し、次の一文を見つける。

# Rotate image this number of degrees. The rotation affects all saved images as
# well as movies. Valid values: 0 (default = no rotation), 90, 180 and 270.
rotate 0

このrotate 0rotate 180とすれば像が反転する。
修正したら、保存し、先ほどのコマンドを打ち込んで、確認してほしい。

$ ./motion -c motion-mmalcam-both.conf

うまく像が反転したはずである。

Motion-MMALは簡単なアプリではあるが、色々利用できて面白いと思う。
個人的にも完全には把握出来ていない機能があるので、また色々触って見て、ここに追記していく予定である。

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