discovery設定(probeの省略)
機能
Pacemkaer1.1.13以降から利用可能なlocation制約への追加設定属性で、設定することによって、PacemakerのリソースのProbe(monitorをタイマー0で実行してリソースの起動状態を初期確認)を省略することが出来ます。
Probeは基本的に全てのノードのクラスタ参加時にリソースの起動状態を確認する為に実施されます(ノードで起動済みのリソースを確認する必要があるため)が、絶対にリソースが起動しないノード(後術するpacemaker_remoteや、ノード数が非常に多い場合など)では、実行することによって、余計な処理時間がかかります。
crmファイル
location rsc_location-1 prmDummy1 resource-discovery="always" \
rule $id="rsc1_location-rule-1" 200: #uname eq node1
location rsc_location-2 prmDummy1 resource-discovery="never" \
rule $id="rsc2_location-rule-1" 200: #uname eq node2
設定値に関しては、マニュアルに詳細がありますが、
- always(デフォルト) : 設定locationでProbeを実行する
- never : 設定locationでProbeを実行しない
- exclusive : 設定locationのみでProbeを実行する-設定以外のノードではProbeを実行しない
上記のcrm設定の場合では、以下となります。
- node1では、prmDummy1リソースのProbeは実行されます
- node2では、prmDummy1リソースのProbeは実行されません
マニュアル