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スマホ用のサービスの開発環境を整える【Rails】

Last updated at Posted at 2015-11-05

対象読者

Railsでスマホ向けのサービスを開発しようとしている人

はじめに

現在のWebサイト/サービスは、スマートフォンでの閲覧が8割を超える水準になっています。

ブラウザシェアランキング2015/6

つまり、これからのWebサービス開発は、
スマホ向けのレイアウトから開発していくことが先決になります。
この記事では、スマホ向けのサービスの開発スタイルを紹介します。

スマホ向けの開発環境

pow

追記: Rails5

Rails5では puma-dev を使っていきましょう

pow

まず、開発サーバーをpowに変更します。
powとは設定が不要のRails&Rackサーバーであり、同一LANにあるスマホであれば、ローカルの開発環境 http://localhost:3000 にアクセスできるようになります。

開発サーバをThinからPowに切り替えて開発効率アップ! (Mac限定)

上記を参考に、スマホからアクセスできることを確認してください。

guard-livereload

自分のプロジェクトにguard-livereloadを導入します。

Railsの開発効率を上げるguard-livereloadを使ってRailsでブラウザをオートリロードさせる

既存のプロジェクトに対し、上記の2から参考にしてください。
Guardのコンソールに「Browser connected.」と表示されたら、自分が見てるページのerbファイルを適当に変更します。保存すると、オートリロードを体感できるはずです。どうですか?

一段落

さて、スマホ側はpowでアクセスでき、PC側はlivereloadでオートリロードができました。
スマホでのオートリロードに移りたいところですが、ここではしません。
なぜなら、スマホではGoogleDeveloperToolを使用できないからです。

Web開発でよく使う、特に使えるChromeデベロッパー・ツールの機能

cssの確認・編集にデベロッパー・ツールを使いたいので、PC上でスマホ画面の開発をします。

application.html.erbにViewportを追加

PC上でスマホ画面の開発をする際、ブラウザの横幅を最小まで狭めます。
そうすることで、スマホ用のスタイルをオートリロードで確認しつつ、開発できます。

以上で、基本的な設定は終わりです。
大まかな流れとして、

rails s

ブラウザ狭める

css修正

livereloadでスマホ用のレイアウトを快適に開発

最後に、スタイリングをスマホで確認するため、
application.html.erbのhead要素の中にviewportを追加します。
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">

これを記述しないと、スマホで確認した時に、形崩れたレイアウトが表示されると思います。
スマホユーザー8割..しかし、残りの2割も見捨てられない!
という時は、PC向けのレイアウトを別に用意します。

Rails4.1.0以降でPC,スマホ向けに自動的にページを切り替えて表示する

レスポンスブであればコードの管理は楽ですが、PCならではの魅せ方もあるとおもうので
後々PCにも対応していくことが好ましいです。

まとめ

今回は、Railsにおけるスマホ向けのサービスの開発スタイルを紹介しました。
スマホ用のcssのスタイリングに詰まった時に、デベロッパーツールで確認することができることが強みです。

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